台風の過去上陸数No.1の鹿児島県に住むトクする君 ( ̄ー ̄)ニヤリ
毎年7月くらいから今年は台風直撃しませんように・・・と密かに願っています。
ほんと台風の進路って予想しにくいですよね。そこで今回は台風の進路予想をテーマに解説していきます。
台風の発生数と日本への上陸数について
あなたは、「去年は台風少なかったから今年は多いかも・・・」
なんて思ったことないですか?
台風の当たり年なんて言葉を使う方も多いですが、台風の発生数って年によってそんな大きな差はあるんでしょうか?
●2010年~2014年までの台風の発生数(気象庁調べ)
2010年 | 14 |
---|---|
2011年 | 21 |
2012年 | 25 |
2013年 | 31 |
2014年 | 23 |
2010年と2013年は倍近くの差がありました。ただ、平均すると、例年25個前後の台風が発生しています。
では、その中でも日本に上陸する台風の数はどうでしょうか。
●2010年~2014年までの台風の上陸数(気象庁調べ)
2010年 | 2 |
---|---|
2011年 | 3 |
2012年 | 2 |
2013年 | 2 |
2014年 | 4 |
「あれ・・・たったこんだけ?」と思ったかもしれませんね。
そうなんです。実は発生数が多いからといって、毎年日本に上陸するのは平均2個ほど。
記録史上最も多かった2004年には10個の台風が日本に上陸しましたが、発生数は29個と2013年よりも数は少なかったんです。
日本にくる台風はなんで急カーブするのか?
意外と日本に上陸する数は少ない台風。天気予報を見てると、「おいおい、そこで曲がるんかい!」というほど急カーブを描くのが特徴的ですよね。
では、なぜ日本に来る台風は、このような急カーブをするのでしょうか?
それは、
偏西風
小学校で習いましたよね^^。この強い西風が日本付近では常に吹いているためです。
日本に台風が来るのは夏~秋にかけてですが、この時期は太平洋側に大きな高気圧がせり出している状況です。
台風はその高気圧の外側を北上してくる特徴があります。そして沖縄付近から強い偏西風によって進路を東側に変えます。
そして、反時計回りに風が吹いている台風を押しこむようにどんどんスピードアップしていく訳なんですね。
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気象庁の台風予想進路の確率ってどれくらい?
このように台風が日本を通るルートは大雑把には沖縄付近から東に向かうというのはわかっても、台風の強さやその時の気候の状況で全く違います。
毎年、台風の時期になるとニュースでは台風の進路予想がこれでもか!というほど流れますよね。
そして、さっきの進路と全然違うじゃん!ということも多いはず。トクする君も何度、飛行機の予約変更やらキャンセルで痛い目をみたか・・・(汗)
一体、気象庁が発表している予想進路が当たる確率ってどのくらいなんだろうと思ったことはありませんか?
明確な発表はないものの、台風の進路予想で表示されている丸い円を予報円といいますが、その中に台風が入る確率は
およそ70%
日本の天気衛星の進歩によって一昔前に比べると比較にならないほど予想進路の確率は上がっています。
それでも3回に1回は外れるわけですから台風の進路予想がいかに難しいかがわかりますよね。
台風の進路予想なら米軍台風情報がベスト!
そんな進路予想が非常に難しい台風。でも、仕事でどうしても目的地に辿り着かなければいけないビジネスマンなんかはどうにかして正確な情報が欲しいもの。
トクする君は災害に備えなければいけないという切実な悩みもあって、とにかく正確な台風情報が欲しいんですね^^;
そこで毎年大変お世話になっているのが、
べ、米軍って・・・機密情報なんかじゃないの!?と思われるかもしれませんがご安心を。
これはアメリカ海軍がデータ収集を行い公開している米国政府機関の台風情報で、れっきとした一般公開されているサイトです。
この米軍台風情報の良いところは、3日後、4日後といった先の台風予想進路の正確性に優れていること。
気象庁が公開する情報はわたしたちに提供する情報のため、どうしても数日後の台風の予想進路はざっくりと表記します。
対して米軍台風情報は、もともとが政府機関が利用するためのものなので、ありのままの分析結果がすべて公開されています。
最終的に日本のデータとアメリカのデータを照らし合わせてもそんなに大した差はないですが、
早めに台風の予想進路を知って対策を取りたい場合は、この米軍台風情報は役に立ちますね。
ただ1点気をつけておきたいのは、米軍台風情報で記載されている時間は協定世界時と言われる世界基準の時刻表示になっています。
日本の標準時はこれよりも9時間早いため、表記されている時刻にプラス9時間足して進路予想を見るようにしてくださいね^^