「ボウリングでシュート回転をかけたい!」という方は正直そんなにいないと思います。

このボールはバックアップボールと言われますが、プロでも滅多に投げる人はいないボール。

わたしたちアマチュアボウラーが一生懸命に練習する投法ではありませんが、投げれてストライクでもとれれば「おお、すげえ!」となることは間違いなし。

ということで、ここではシュート回転をかけるバックアップボールの投げ方とコツについて解説していきたいと思います。

バックアップボールってどういう軌道を描く?

まず、バックアップボールについて理解を深めておきましょう。

バックアップボールは、カーブボールと真逆で野球の球種でいうところのシュートボールと同じような軌道を描きます。

つまり、右利きの人は左から右(左利きの人は右から左)へ弧を描くことになります。

意識的に投げないと投げれないボールのように思えますが、女性の方など手首の力が弱い人は、このシュート回転が無意識にかかってしまう事も多いです。

今回は、このシュート回転を意識的にかけるために、ボールの持ち方、そして投げ方のコツをお話していきましょう。

バックアップボールを投げるための持ち方

バックアップボールはカーブとは逆回転をボールにかけなければいけません。

そのため、ボールの持ち方もカーブとは真逆で親指が午後2時(左利きの場合は午前10時)の方向に向くように持ちます。

正確に言うと、ボールが手元から離れるリリース時に親指がこの方向に向いていることがポイントです。

この辺りは次の章で詳しく解説しましょう。

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シュート回転を強くかけるための投げ方のコツ

バックアップボールを投げるためには親指が午後2時(左利きの場合は午前10時)の状態で投げる必要があります。

ただ、実際持ってみるとわかりますが、手首が外側に向けることになるこの持ち方は非常に辛いです^^;

ボウリングってただでさえ手首に負荷がかかるスポーツなので、プロボウラーの方達ってこんなリストを必ずつけてますよね。

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そんな人達ですら、滅多にバックアップボールを投げないということは・・・それだけ手首に負荷がかかるということでもあるのです。

これを私たちアマボウラーが正しい投げ方でそのまま真似したら、あっという間に手首をやってしまいます。

そこで、トクする君の我流ではありますが、色々と試してみたところ良い投げ方を見つけましたのでコツをまとめてみます。

【バックアップボールの投げるコツ】

① ボールを構える時は親指が午前10時(左利きの場合は午後2時)になるように持つ-カーブと同じ持ち方

② 立ち位置はスパット(3角の点)の中央から左2つ目と3つ目(左利きの方は右2つ目と3つ目の間)に立つ

③ ボールを後方いっぱいに振り上げるまでは親指の向きはこのまま維持する

ボールを前方に持っていく際に、リリース時に親指が午後2時(左利きの場合は午前10時)なるよう手首を回転させていく

このように投げると手首に負担があまりかからない投げ方ができます。

最も重要なのが④の部分になりますが、この手首の回転が強いほどシュート回転が強くかかるので、ここは練習あるのみですね。

ボールを投げる基本的な動作はどの投げ方も一緒なので、こちらにポイントをまとめていますので是非参考くださいね。


シュート回転をかけるバックアップボールはカーブ回転のフックボールと同じでストライクを取る時に使うボールです。

繰り返しになりますが、手首に負荷をかける投げ方なのでくれぐれも無理をなさらぬようにしてくださいね。

いつも使っているボールより2ポンドくらい軽いボールを使って練習をはじめることをオススメします。