ボウリング場で上手な人をじっくり見てみると、大抵は投げるボールにカーブがかかっていることがわかります。

ここではそんなボウリングの珠にカーブをかけるフックボールの投げ方について解説したいと思います。

アマチュアボウラーがストライクを量産する武器となりますので、是非参考いただければ嬉しいです!

フックボールとは

トクする君はフックボールが投げれない時は、上手い人は曲がる仕様のマイボールを使ってるんじゃないかと思っていました^^;

でもそんなことはなくて、フックボールは投げる際に意図的に回転をかけているわけです。

じゃあなんであんなにカーブするんだというところなんですが、実は技術的な部分だけでなくレーンに塗られたワックスも一役買ってることをご存知でしたでしょうか?

あなたも一度は勢い余って、レーンの上でコケた経験もあるかもしれませんが、ボウリング場のレーンにはワックスが塗られてピカピカです。

でもこのワックス。実はピンから2mほどは塗られていないんです。

そのため、ワックスのある所は滑るようにまっすぐ転がっていきますが、ピンのそばにくると、ワックスが塗られてないためにボールに摩擦がかかるようになっています。

フックボールはこのワックスの原理を利用して、ワックスが塗られていないピンの直前で急激にカーブを描くことで、よりピンを強く弾くことでストライクが取りやすいボールになっています。

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フックボールの投げ方

ではこのボールにカーブをかけるフックボールはどのように投げるのか。

ポイントが3つありますので1つずつ見ていきましょう。

ポイント①ボールの持ち方

フックボールを投げるためにまず大切なのは、ボールの持ち方です。

中指と薬指を穴深く入れ、親指は第一関節くらいと引っ掛ける程度に浅く入れて持つのがポイントになります。

これなんですが、先ほどフックボールは曲がるボールを使わなきゃ投げれないんじゃないかって思っていたと話しましたが、実は半分正解なんです。

プロボウラーの選手達は皆さんマイボールを持っていますが、一人一人、ボールが曲がるように指に合わせて穴の深さが違っているんですね。

そして、フックボールを投げるためのボールは中指と薬指よりも親指の穴が浅く作られているんです。

トクする君の母も昔プロを目指していてマイボールを持ってたんですが、ボウリング場にある私たちが使う一般的なボール(ハウスボールと言います)と比べて穴がかなり浅めに作られている印象でした。

そのため、私たちが使うハウスボールではフックボールを投げられるような持ち方を意識的にする必要があるのです。

ポイント②構え方

2つ目のポイントはボールの構え方です。

ストレートボールを投げる際は親指が時計でいう12時を指す方向になるように構えるようにする事をこちらの記事で解説しました。

同じように時計の針で説明すると、フックボールを投げる時は親指が10時(左利きの人は2時)を指すように構えます。

ポイント③リリース

親指が午後2時(左利きの人は午前10時)の方向を指したままボールを振りかぶりはじめ、投げ終わりの手が離れるリリースの瞬間までこの形を維持します。

そしてここが最も難しい所なのですが、リリース時に親指だけが抜けるように投げることでボールにカーブ回転をかけることができます。

よく手首を無理やりかえしてカーブをかけようとする人がいますが、それだと狙ったピンへボールを投げることができません。

あくまでどの立ち位置でも基本の投げ方は変えず、中指と薬指の引っ掛かり具合によってボールに回転をかけるのがフックボールになります。

こればっかりは練習次第ではありますが、

ボールが指から離れるリリースの瞬間に、中指と薬指をボールにグッと力を入れる

これをイメージすると、自然と親指が先に抜けてくれるようになりますので、ぜひやってみてくださいね^^

ボウリングの基本動作についてのポイントはこちらにまとめてありますので合わせて目を通してみてください。

まとめ

フックボールは感覚を掴むまで難しいですが、投げられるようになるとストライクを捕れる確率がビックリするほど上がります。

私もスコアが100を超えるか超えないかだったのが、フックボールを投げれるようになってからアベレージが一気に150台になりました。

ちなみに私は強烈なカーブはかけれないのでフックボールを投げる時は、スパット(3角の点)の中央から右1つ目と2つ目の間(左利きの方は左1つ目と2つ目の間)を狙うように投げています。

フックボールが投げれるようになったら、自分のカーブ具合に合わせてスパッドを目安にするのも安定したボールを投げられるコツになりますので、ぜひ参考にしてくださいね^^