土鍋でご飯を炊くと美味しそうというのはなんとなく感じていたものの、
失敗したら全部無駄になってしまう・・・
土鍋の扱い方がちょっとよくわからないから・・・
と今まで土鍋でご飯を炊くことを避けてきたあなた!
土鍋はポイントさえ外さなければ美味しく、香りの良いつやつやご飯が炊けますよ。
ぜひここで土鍋ご飯の炊き方をマスターして、早速今夜実践してみてくださいね^^
土鍋ご飯を上手に炊くにあたってのお約束
まず、土鍋でご飯を炊くときに守っていただきたい約束事項があります。
それはこの2つ!
1.浸水をしっかりさせる事。
2.炊くときの水の分量をきっちり量る事。
この二つは、土鍋ご飯を炊くうえで最重要事項なので絶対に頭に入れておきましょう!
ではそれを念頭に、土鍋ご飯の炊き方の流れを見ていきましょう。
1.お米を研ぎ、しっかり浸水させて、ざるで水を切る
浸水時間は夏場で30分、冬場で1時間が目安です。
*浸水は土鍋ではしないでください。土鍋が水分を吸い、ひび割れの原因になります。
2.土鍋に水切りしたお米と水を入れる
水の分量の目安は、
米2合=水400~450ml
米3合=水600~650ml
若しくは、浸水・水切りした後のお米の体積と、同じ分量の水を入れます。
3.火力と時間をはかる
土鍋を日にかける際の火力と時間は
1)中火10分程度(沸騰するまで)
2)弱火15分(水分がなくなるまで)
3)中火20~30秒(おこげのため)
4)火からおろして蒸らし10分
これを目安にして頂ければOKです。
ご飯の炊き方で、「赤子泣いても蓋とるな」と耳にしたことがあると思いますが、
これって最初から最後までと勘違いされている方も多いですよね。
蓋を絶対に取っては行けないタイミングは蒸らしている時のことです。
なので中火の後、弱火の後にそれぞれ蓋を開けて状態を確認しても大丈夫ですよ^^
炊飯器の場合は?と思ったあなたは
慣れれば、鍋の音が変わるのでそれで確認ができるようになります。
最後に、蓋を取ってご飯を混ぜ、余計な水分を飛ばせば出来上がりになります。
ちなみに、炊いてる途中に蒸気がたくさん出るような、密閉度の低い土鍋の場合は、
炊いているときに、蓋の周りに濡れ布巾を置いて蒸気をたくさん逃がさないようにしましょう。
これは絶品!土鍋ご飯の簡単レシピ
さて、土鍋で上手にご飯を炊くコツがわかったら、どんどん欲が出て応用したくなるはず。
そこで、簡単で定番だけどアレンジの聞く炊き込みご飯のレシピをいくつかご紹介しますね^^
炊き込みご飯といえば、鯛めしが定番ですが、他にもいろいろな炊き込みご飯がありますよ!
簡単絶品!貝柱ご飯
【材料】
・米3カップ
・干し貝柱6個 水に戻しておく
・酒 大さじ2
・塩 小さじ1と1/2
・薄口しょうゆ 大さじ1
【作り方】
ざるで水を切った状態の米に酒、塩、しょうゆ、戻した貝柱、戻し汁・水を入れて炊きます。
戻し汁と水を足して、3と1/4カップで炊いて出来上がりです。
なめたけと鶏肉の炊き込みご飯
最後は具体的な作り方を動画でも参考くださいね^^
【材料】
・エノキ一袋
・なめたけ
・しょうゆ・みりん・酒 各大さじ2
・米1合
・水1カップ
・鶏肉 100g
・酒、しょうゆ 各大さじ1
【作り方】
エノキ一袋を、しょうゆ・みりん・酒各大さじ2でフライパンで加熱しなめたけを作ります。
つくったら、粗熱を取り、洗って浸水して、きちんと水切りした米を土鍋に入れて、
鶏肉、なめたけの半分の量、酒・しょうゆ各大さじ1を入れて、強めの中火にかけます。
沸騰したら弱火で10分火をかけたあと数秒強火にしてから火を止め、20分蒸らして完成です。
スペイン風炊き込みご飯 シーフードアロス
【材料】
・米2合
・水2カップ
・ニンニク 1かけ
・タマネギ 1/4個
・オリーブ油 大さじ1
・白ワイン 大さじ1
・塩 小さじ1/2
・シーフードミックス
・ミックスベジタブル
【作り方】
シーフードミックスとミックスベジタブルは解凍しておきます。
土鍋で、みじん切りにしたニンニク・玉ねぎ・生米をオリーブ油で炒める。
お米が透き通ったら、ミックスベジタブル・シーフードミックス・小さく切ったトマト、
さらに塩・白ワイン・水を入れて、強火で沸騰させ、弱火で8分加熱します。
その後火を止めて15分蒸らせば完成です。お好みの魚介類や、お野菜を加えてもOK^^
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土鍋の正しい洗い方とお手入れのやり方
さて、美味しく炊けて美味しく食べれた後は、また次に使うための土鍋のお手入れまでちゃんとしておきましょう。
まずは、土鍋の正しい洗い方からですが、
土鍋って使い込むほど味が出るっていいますよね?
これ、土鍋を洗うときに注意しなければいけない所なんですが、
普段の洗い方を間違えると土鍋が、洗剤を吸ってしまうことにもなりかねます。
そのため、土鍋を洗うときは、
たわしを使って強くこすったり、洗剤に長くつけておくこと
これらは絶対にやめましょう。
細かいキズから土鍋の中へと洗剤が吸収されてしまう原因となります。
土鍋の洗い方は、少量の洗剤をスポンジにつけて優しく汚れを落とす程度にしてください。
また、洗う前にはしっかりと冷ましておくのも大事。
土鍋を熱い状態で、いきなり冷たい水につけるとひび割れの原因になります。
焦げ付きも無理やり落とさずつけおきで翌日洗い!
土鍋と言えばおこげを楽しむのも炊飯器にはない醍醐味ですよね。
でも、少々火が強かったり長くかけすぎて
土鍋の底が焦げ付いてしまった
こんな時は無理にこそぎ落とそうとせず、
お湯を入れて一晩おいておくこと。
翌日には焦げが取れやすくなっています。
どうしてもすぐに洗いたい時には、重曹を入れて火をかけ、
泡立ってきたら湯を捨てて洗うと比較的簡単に焦げをおとすことができますよ。
ただし、くれぐれも重曹につけ込んで一晩放置することはやめてくださいね。
土鍋にひびが入ってしまったら?
どんなに気をつけていても、形あるものみな壊れてしまうこともあります。
それほど致命的なひびでなければ、
土鍋でおかゆを炊けば大丈夫
お米のでんぷんがひびの隙間に入り、ふさいでくれます。
新しい土鍋をこれから買おうと思っているあなたは、使用前に一度おかゆを炊くとひびが入りにくくなりますので、是非やってみてくださいね^^
臭いがついてしまったら?
梅雨や夏の間使用せずに保管されていた土鍋を、いざ使おうと思ったら、なんだがカビ臭い。。。
そんな時は、
お茶殻を一つまみ入れて10分ほど煮てみましょう。
お茶の爽やかな香りと殺菌効果で臭いを除去することが出来ます。
また、お茶殻がない場合は酢を大さじ2杯程度加えて10分ほど煮ても臭い消しになります。
土鍋の性質や、使用するお米が新米かそうでないかなどでも
水加減や、火加減が微妙に変わるため難しいと感じる人も多い土鍋ご飯。
でも、ご自分の土鍋の癖をつかんで美味しい土鍋ご飯を炊けた時の感動は炊飯器では味わえません^^
ぜひマイ土鍋の性格を掴んで、あなたしかできない美味しい土鍋ご飯を作りましょう!