360年も続いている歴史ある川越祭り(※公式では「川越まつり」と表記)。
国の重要無形民俗文化財にも指定されている祭事で、正式名称は川越氷川祭といいます。
毎年80万人の人出がある、関東三大祭りの一つにも数えられるこのお祭り。
今年初めて参加するあなたにもしっかりと分かるよう、2024年の開催日をはじめ、川越祭りの魅力について、たっぷりご紹介していきましょう!
2024年の川越祭りの日程と概要を抑えよう
川越祭りは、毎年10月の第2または第3土曜・日曜に開催されています。
2024年の日程は10月19日(土)・20日(日)に開催予定です。
例年の予測から、みどころの時間帯はこのようになっています。(年によって若干違いますが大体この時間帯の中におさまっています)
土曜日:【昼の部】14:00~15:00 【夜の部】18:00~21:00
日曜日:【昼の部】13:00~15:00 【夜の部】18:30~21:00
雨天時は基本決行となっていますが、過去開催された状況を遡って見ると、天候によっては、予定しているイベントが急遽中止になってしまったこともありました。
詳細については下記の事務局に問い合わせて確認することができます。
川越まつり協賛会事務局(川越市観光課) TEL.049-224-5940
川越まつり会館 TEL.049-225-2727
ただし、当日の天候が悪い状況では電話がつながらないことも考えられるため、最新情報はこちらの公式サイトで確認するようにしましょう。
⇒ 川越まつり公式サイト」
川越祭りを見物するおすすめポイント
川越祭りに初めて参加するあなたにとっては、どのポイントで祭りを見物したらよいかも悩みどころですよね。
川越祭りは昼の部と夜の部の二部構成となっていますが、
昼の部のベストポイントは、川越市役所本庁舎前ですね!
この時間は、8メートルにもなる巨大な数々の山車が集まる「山車揃い」が行われ、一度に多くの山車を一気に見ることができます。
それを見終わったら、夜の部がはじまるまで中心市街地をぶらぶらしながらの各所の山車、お囃子をじっくり見ましょう。
そして夜の部では、札の辻、仲町、連雀町、本川越駅前、佐久間旅館前など、各主要交差点で待っている山車同士の競演を見ることができます。
この「曳っかわせ」が祭り最大の見どころとなるので絶対にお見逃しなく!
開催日当日の交通規制や混雑状況
上記地図でお分かりになるように、氷川神社までは各駅から歩いて20分~30分程度かかります。
祭りの当日はJR「川越駅」・東武東上線「川越市駅」・西武新宿線「本川越駅」の各駅前から市役所近辺・氷川神社の周辺は終日車両通行止めの大規模な交通規制がかけられます。
そのため、公共の交通機関を使って向かうのがおススメですが、当日は電車も大変混雑します。
川越祭りの際、電車は1日中混んでいると思っておいて間違いありません^^;
電車を利用する際は「曳っかわせ」の始まる1時間以上前、あるいは曳っかわせ終了の1時間以上後に乗るのがおススメです。
この時間をずらしておけば、比較的ではありますが混雑は回避できますので、ご参考くださいね。
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川越祭りの歴史やその由来を知って当日をより楽しもう!
川越祭りの由来は、1638年(寛永15年)に大火事で町の半分以上が焼失した時に遡ります。
当時の幕府老中であった松平信綱が川越藩主となり、町の復興を祈願する意味も含めて、
総鎮守であった氷川神社の神事として「川越まつり」が行われるようになったのが始まりとされています。
明治維新に江戸幕府由来の祭りが次々に解体されていく中で、江戸天下祭の伝統が残っている珍しい由緒あるお祭りなんですね^^
川越祭りの特徴といえば、豪華で精巧なに飾り付けられた山車が何台もいきかう行事。
そして、最大の見どころと言えば、何といっても山車と山車がぶつかりお囃子演舞を競演しあう
「曳っかわせ(ひっかわせ)」
特に夜には何台もの山車が交差点で向かい合い、舞と囃子を競い合う姿はこの祭り一番の盛りあがりどころ。
蔵造りのある街並みの中を大きな山車が何台も行きかう姿は、「まるで江戸時代にタイムスリップしたのでは」と思ってしまいます。
あなたも初めてご覧になれば、
「さすがは国の無形文化財に指定されるほどのお祭りだな」
と納得して頂けると思うほど、スケールの大きい川越まつり。
例年、かなり混雑するので、足を運ぶ際は、必ず事前に計画を立てておくのがポイントです。
余裕があれば、観光がてら、お祭り前に川越を練り歩いてみてはいかがでしょうか?