冬になれば活用せざるを得ない暖房器具。
暖房代ってちょっと使い過ぎるとすぐに電気代がかさんでしまう・・・
とはいえ、使わなきゃ部屋が寒くてたまらない^^;
電気代をとるか暖かさを重視するか、電気代が毎年値上がりしているからこそ悩みもつきませんよね。
電気代を抑えたい!でも暖かさも確保したい!!
そんな切なる願いをできるだけ実現できるよう、今回は暖房器具の種類とその電気代の抑え方についてまとめてみました。
昔ながらの物から最新機器まで暖房器具の種類
暖房器具と言っても、ほんと最近では種類は様々あります。
市販されている暖房器具の種類は、主に大きく分けて3つに分けられます。
対流式暖房器具
空気を暖めることで温かい空気と冷たい空気を対流させ、部屋を暖めるもの。
昔ながらの暖房器具はこちらのものがほとんどです。
主な器具としては、エアコン・ストーブ・ファンヒーターがあります。
比較的早くに温まりやすいですが、空気が対流するのでほこりが舞いやすく、酸素を燃焼させるので空気を汚しやすいのが多いですね。
伝導式暖房器具
発熱体に接することで体を温める暖房器具です。
電気毛布やホットカーペット、床暖房やこたつもこの種類に入ります。
空気を汚しにくいのでペットや小さいお子様がいる家庭にはとても重宝する暖房器具ですが部屋全体を暖めるのには向いていません。
こたつを検討しているあなたに役立つ記事はこちら
⇒ こたつの電気代は本当に安い!?購入しようか迷っているあなたへ
輻射式暖房
最近の暖房器具で多いのがこのタイプ。
遠赤外線ヒーター・ハロゲンヒーター
オイルヒーター、マイカヒーター、シーズヒーター
といった、ここ10年以内で一般的になった暖房器具です。
空気を汚しにくいのがメリットですが、対流式と比べると部屋全体が温まるのには時間がかかります。
各暖房器具を冬の期間使用した際の電気代を比較しよう
これら大きく分けて3つの種類に分けられる暖房器具ですが、
それぞれにかかる電気代について比較していきましょう。
まず、最も電気代が安くすむのが伝導式暖房。
ホットカーペット:約5円/1時間あたり
電気毛布:1円/1時間あたり
こたつ:10円/1時間あたり
機器によって多少のバラつきはありますが、平均してこれくらいで済みます。
続いて、電気代が高いイメージを持たれる方も多いエアコン!
対流式暖房器具の中では1番安く、特にここ5年くらいで発売されたエアコンは、省エネ効果が高く、
1時間の電気代は平均しておよそ11円。
高い電気代の代名詞とされていたエアコンですが、各メーカーの企業努力のおかげで現在はだいぶ安くなっているのですね^^
逆に同じ対流式暖房器具でも、
セラミックファンヒーターやオイルファンヒーター:20円~30円/1時間あたり
石油ファンヒーターやガスファンヒーター:30円/1時間あたり
と、昔はエアコンより安いとされていた暖房器具も今ではずいぶん割高であることがわかります。
ちなみに石油・ガスファンヒーターは電気代ではなく、燃料代も含めた1時間あたりのランニングコストを算出しています。
最後に、輻射式暖房器具はどうでしょうか。
遠赤外線・ハロゲンヒーター:22円~28円/1時間あたり
オイルヒーター:19円~33円/1時間あたり
マイカヒーター:14円~16円/1時間あたり
シーズーヒーター:約15円/1時間あたり
一時期爆発的に流行した遠赤外線やハロゲンヒーターは、意外とコストがかかります。
その点、最近人気のシーズーヒーターやマイカヒーターなどの輻射式暖房はコストが抑えられていますね。
こちらの金額は機器の「中~強」モードで連続運転した場合の電気代の概算となっています。
こちらを目安として月にどのくらいかかるのか、あなたの部屋の広さなども考慮しながらコストバランスを考えていきましょう。
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2015年後半から2016年はじめの冬の電気代ってどうなる?
電気代の値上げは、しきりにニュースで話題になりますよね。
また電気代が上がるのか・・・^^;
これまではその程度にしか思っていなかった方も、2015年の冬の電気代にびっくりするかもしれません。
また、地域によって管轄の電力会社が違いますから、上げ幅も異なります。
2014年~2015年はじめの冬時期に比べて、
電気代が明らかに高く感じるのは、「北海道電力」と「関西電力」。
理由は、
●電気代値上げ申請が承認されたこと
●北海道電力では2015年3月末に、関西電力で9月末に「軽減措置」が終了したこと
この2つの影響をもろに受けるからです^^;
ちなみに「軽減措置」とは、
「いきなり値上げしたらみんなも大変だろうから、電気代上げる前に期限的にちょっと安くしておくね」
という期間のこと。それが2015年にそれぞれ終了してしまったんですね。
具体的にいくら上がるかというと、
北海道電力では15.33%、関西電力では8.36%
となります。
北海道はすでに、今年の猛暑日によって電気代の高騰を肌で感じられた方も多かったかもしれませんが、
本番は・・・まさに冬^^;
上記2社の電力会社の管轄にお住まいの方は、この冬は電気代節約のために暖房器具を見直した方がいいかもしれませんね。
暖房器具を全く使わないで冬を乗り切ることはできません。
仮にそんなことをしたら節約どころか身体を壊してしまうだけですから、絶対にやめてくださいね^^;
節約したいのは誰でも同じですが、今年は使用する暖房器具から見なおしてみるのも1つ。
ぜひ、この記事を読んで頂いたことがきっかけになってくだされば嬉しい限りです^^