ここ何年かでテレビや雑誌に取り上げられ、ほぼ日本国民に浸透した言葉。
ふるさと納税
あなたも聞いたことないフレーズではないですよね???
このふるさと納税、実は2008年に公布された地方税法等の一部を改正する法律が改正され現在に至っているんですね。
ただ、ふるさと納税って
地方の自治体に税金を納める代わりに特産品がもらえる
ていうくらいしかイメージないじゃないですか?
また、確定申告をしなければいけないってことでなんとなく面倒だなと感じて、まだ経験ない方も少なくありません。
そこで、今回は2015年から導入され、何かと話題になっている
限度額(納税枠)が2倍
ふるさと納税ワンストップ特例制度
これらも含め、あなたが有効活用できるように、ふるさと納税のことを詳しく解説していきます!
ふるさと納税ワンストップ特例制度が導入された現在のふるさと納税という制度
最近話題のふるさと納税とは、自分が貢献したいと思う都道府県・市区町村への寄付金のことで、
個人が2,000円を超える寄付を行ったときに、住民税と所得税から一定の控除を受けることができる制度です。
寄付先のふるさとは、出身地以外でも好きなところや応援したいところなど、各自がふるさととして自由に選ぶことができます。
つまり、納税者である私たちが税金の納付先や使い道を決めることが出来る、素敵な制度なのです。
さらに2015年4月1日からは、これまでネックとなっていた確定申告に関しての緩和策として、
確定申告の必要のない方であれば、確定申告をしなくても住民税控除が受けられる
という新制度がはじまりました。
●納税先の自治体は5箇所以内
●給与所得者であること
●各納税先の自治体に指定の申請書を提出すること
●所得税は控除されないこと
上記が特例の条件となりますが、もともと確定申告をしない方にとってみれば、煩わしさがなくなった分、利用しやすさは非常に向上しました。
ふるさと納税のメリット・デメリット
制度の改正によってさらに使いやすさが向上したふるさと納税ですが、ふるさと納税のメリットといえば、特産品などの特典がもらえることですよね♪
土地によってものは違いますが、お米やお肉、野菜やお魚などさまざま選べるのが何よりの魅力。
また、税金が控除されることも特徴の1つで住民税(5000円を越える分)と所得税(2000円を越える分)が控除されます。
さらに、2015年1月1日からは、「ふるさと納税枠」が、約2倍に拡充されました。
例えば、トクする君のように年収300万円の方は、これまでふるさと納税は12,000円までしか税金控除の対象ではありませんでしたが、
制度の改正によって23,000円まで上限が引き上げられました。
2,000円を除いた全額が税金控除されるので、
年収300万円でも最大21,000円の税控除が受けられるようになると言うわけです。
これってかなりお得ですよね!(トクする君のような低所得者には特に・・・汗)
また、自治体によりますが、クレジットカード支払いが可能なところもあり、カードのポイントを貯めることもできちゃいます(マイルが貯まれば東京に帰れるし!)
ただし気を付けなければならないのは、
住民税は寄付した翌年の住民税より控除され、所得税は寄付した年の所得税から控除されること。
確定申告を毎年されている方は、ここら辺の計算はきちんとしておきましょう。
デメリットとしては、ちょっと面倒な確定申告をしないと控除がされないことや、2000円は自己負担で全額は控除されないということでしょうか。
ただ、これも「ふるさと納税ワンストップ特例制度」ができたので、だいぶデメリットは解消されたと考えていいですね。
スポンサーリンク
ふるさと納税は年末調整、確定申告どうすればいい?
新制度が導入されたとはいえ、トクする君的にはふるさと納税をした場合は自分で確定申告をした方が長期的に見れば得かなと。
住民控除だけでなく、所得控除も受けられるからですね。
慣れればなんてことないので、ここで確定申告のやり方を覚えちゃいましょう♪
必要書類は源泉徴収票、ふるさと納税の受領書です。この二つをもとに、確定申告書を作成します。
期間は、 寄附をした年の翌年の2月中旬~3月15日までです。
それでは、確定申告の仕方ですが、
・指定の申告用紙を自治体でもらい、記入して提出する
・ネット申告書を作成する
この2パターンありますが、手軽に作成できるネット申告のやり方を説明しますね。
始めに、ネットを開いて、国税庁ホームページの確定申告書作成ページにアクセスします。
『申告書・決算書作成』をクリックして開きます。
「書面提出」を選択し、パソコンやプリンタの環境をチェックします。
「所得税及び復興特別所得税の確定申告署作成」を選択し、「給与が一カ所の方」を選択します。
提出方法に「印刷して提出する」を選択し、 源泉徴収票を見ながら必要事項を入力します。
ふるさと納税の受領書を見ながら「寄附金控除」欄を入力します。
これで完成です!
最後に間違いがないかをきちんと確認してから、プリンターで印刷して郵送するだけ。
それでも難しいと感じた場合は、地元の自治体の税務課にいけばいくらでも教えてくれますので遠慮なく聞いちゃってくださいね^^
ふるさと納税の人気ランキング
さて、ここまで固い話が続いてましたので、最後にふるさと納税の人気ランキングをご紹介しておきましょう!
特産品の中でも人気の高い、肉、米、酒部門で、2014年に1位に輝いた自治体をご紹介します^^
▼お肉部門
一位は 北海道豊富町の焼肉カルビセット1.5kgです!
量がほしい人は牛肉以外のお肉を選んだ方がお得ですが、
とにかく普段食べれない国産の牛肉が食べたい!というかたには、北海道豊富町おすすめです!
▼お米部門
一位は岡山県吉備中央町のコシヒカリです!
寄付金は米作り農家の応援事業に使われます!
▼お酒部門
一位は岡山県津山市の作州津山ビール宇宙ラベルシリーズです。
ふるさと父、母サポート事業に寄付されます。
各自治体の特産品については、こちらよりご確認くださいね。
⇒ さとふる
おわりに
わたしたちにとって何がプラスになるかわからない法制度が多い中、
このふるさと納税は、私たちと各自治体、双方にメリットを感じられる制度なのではないでしょうか。
税金を納めるのが必然なのであれば、あなたの意志で納める場所を決めることができるのは当然です。
この機会に税の仕組みも理解しつつ、ふるさと納税を有効に利用してみてはいかがでしょうか?
故郷納税は地方を元気にする単純な手のひとつですが、いいことだと思います。東京など都会に住む人が、故郷を応援できるのです。
石塚さま
知ってトクする君です。
ふるさと納税は賛否両論ありますが、
仰るとおり仕組み自体は悪いことではないですよね!
どうしても情報が一人歩きしてしまうものですが、
上手く浸透していくといいですよね^^