小さいとき学校やおうちなどで、笹に七夕飾りを飾ったこと一度はありますよね。
自分が子供の頃はせいぜい彦星と織姫が1年に1回出会うから七夕があるとしか思っていませんでした。
でも、結婚して子供が出来るとそうはいきません。
「七夕飾りっていつから飾りはじめるの?」
「お父さん、折り紙で七夕飾りを作ってよ!」
という無邪気という遠慮のない質問攻めや難儀する課題を突きつけられます(汗)
そこで今回は七夕の時期に差し掛かる前に、七夕の予備知識をしっかり頭のなかに叩き込めるよう、
また、子供に、やいやいと言われる前に先手を打つために、折り紙で作る七夕飾りをご紹介していきます( ̄ー ̄)ニヤリ
七夕飾りってなんで飾るの?
そもそも七夕ってなんで飾るのか、知っていますか?
七夕とは、日本に昔からある、
祖霊を迎える祭りの棚機女(たなばたつめ)と、
中国から伝わった
裁縫の上達を願うための織女の祭りの乞巧奠(きこうでん)
という儀式が合わさって出来た行事とされています。
棚機女(たなばたつめ)は、川や海のそばに竹を立てて棚に供物を捧げ機を織る祭り。
そして乞巧奠(きこうでん)は、竹を立てて山海の幸を供え、五色の糸や布と灯明で飾る行事です。
両方とも竹という共通点があり、この2つが合わさって、飾り糸などで竹を彩るような七夕飾りへと変化したのです。
そして、七夕飾りのメインと言えば、
笹と短冊ですよね。
この七夕飾りというものは平安時代頃に中国から伝わったものです。
この頃は、中国の文化の影響で五色の糸を星にお供えする習慣だったようですが、
室町時代に入ると書の上達などを星にお願いするようになり、短冊に書いた和歌等をお供えするようになりました。
その後、一般の人びとに広く広まり始めたのは江戸時代からです。
天の神様への目印として7月6日の夜から笹竹を立て、無病息災や商売繁盛などを表す色紙の飾り物や願い事を書いた短冊などをつるし始めたようです。
宮中行事で願い事を書いた梶の葉が現在の短冊になり、五色の糸は折り紙などへと変わっていったのです。
七夕飾りが色々と普及するにつれて、七夕飾りを専門に作る職人さんなども出てきたほどですから、全国的な一大イベントに発展していったんですね。
また、飾りによっても色々な意味があるんです。
●ちょうちん飾り:「願い事を書いた短冊を明るく照らす」、という意味
●ねじりあみ:「海で魚がたくさん採れて、作物もよく実るように」、という願い
●紙ごろも:「裁縫や織物などが上達するように」、という願い
●折鶴:「家族が長生きしますように」、という意味
こんなこと、まったく知らずに七夕飾りを作っていましたよね^^;
また、七夕飾りの五色の短冊には色々なお願い事を書きますよね。
昔の人はサトイモの葉に溜まった夜露をすずりに集めて、その露で墨をすって、お願い事を書いていたんですよ。
だからこのサトイモの葉に溜まった露のことを「天の川の雫」と言っていたそうです。なんだかロマンチックですよね…( ̄ー ̄)ニヤリ
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七夕飾りっていつから飾ればいいの?
七夕飾りの歴史は分かったところで、お次はいつから飾ればいいのかという問題。
なんとなく7月7日辺り…というアバウトな感じのイメージをお持ちではないでしょうか?
七夕の飾りつけは地方によってやや違いがありますが、
基本的には前日の6日の夜に行います。
神社では7日の夜中一時に七夕の神事が行われるので、早い地方では7日の朝、遅い地方でも7日の夜には飾りを取り外して川や海に流す習慣があります。
ただ、最近では海や川に流すのは環境汚染につながるので控えていますが、外す時期は同じようですね。
その当時、私の家は7月中はずっと飾っていたような…(汗)
しかし、北海道や東北地方では旧暦の七夕に合わせて8月に七夕を行うところも多いですね。それでも前日の夜に七夕飾りは飾るというのは共通しています。
折り紙で七夕飾りを作ろう
さて、七夕飾りの知識はここまでで大分深くなったと思いますので、ここからは七夕飾りの作り方について。
お子様と作る機会の多い、折り紙での七夕飾りの作り方として良い動画を見つけましたのでご紹介します。
▼同じ折り方で平面的なものと立体的なお星様が作れる折り方を紹介してくれています。
実際に子どもの手で折っているので、お子様にも簡単に作ることが出来ますね。
また、動画中に文字でも注意ポイントとして表示してくれるので非常に分かりやすいです。
そしてクリスマス飾りにも応用でき、色んな色を織り交ぜるて作るとかわいいですね^^
布で七夕飾りを作ってみよう!
七夕飾りといえば、折り紙でつくることが多いですよね。
これを今年は布で作ってみませんか?
例えば、クサリを布で作る場合なら、二センチ×十センチほどの棒形に切った布をたくさん準備します。
その布の端にボンドをつけてわっかを作ります。
そのわっかにまた布を通して端をボンドでとめてを繰り返して鎖を作りましょう!
いろんな色で作るとすごくかわいいですし、折り紙よりも頑丈。来年も使えちゃいますしね!
毎回、せっかく作ったのに捨てちゃうのもったいないなぁと思いますし、ましてや1日飾っただけで終わりとなれば、尚更ですよね^^;
ぜひ、毎年の七夕に使う気持ちで、今年はいつもより気合を入れて七夕飾りを作ってみてくださいね☆