6~7月の初夏になると、スーパーにらっきょうが並んでいるのをよく見かけますね♪
このらっきょう、特有のにおいがあって苦手な方も多いのではないでしょうか?このにおいの成分は、実はニラやニンニクと同じなんですよ。
らっきょうといえば、鳥取県(鳥取砂丘)・福井県(三里浜)のらっきょうが有名です!
また沖縄の「島らっきょう」もおいしいですよね。トクする君は大好きです(^-^)
今は年中、漬物コーナーに行けばらっきょうの漬物は売っているので、自ららっきょうを漬ける方はあまり多くないですが、
らっきょうの漬け方ってメチャクチャ簡単なのをご存知ですか???
しかも自分で漬ければ、好みの味付けやアレンジを加えることができて、よりらっきょうの魅力を味わえます。
ましてや旬のらっきょうが手に入なら、今年からぜひらっきょうを自分で漬けてみましょう。
そのために、らっきょうの漬け方について詳しく解説していきます!
初夏の味、らっきょうの栄養と効能
らっきょうは、中国から漢方として日本に伝来したネギ属の野菜です。
らっきょうには血液をさらさらにする効能や、食物繊維を多く含んでいるため整腸作用があり、とくに便秘気味の方にはおすすめです!
ただ、食べすぎると下痢になりますので、一日に5~10粒程度にしておきましょうね!何事も加減が大事です(^^;
また、カレーの薬味として福神漬けとともに定番ともいえるらっきょうですが、ポークカレーとの相性が抜群なの知っていましたか?
その理由は、らっきょうが豚肉に含まれるビタミンB1の吸収を促進してくれる働きがあるから!
ビタミンB1は疲労回復のビタミンとも言われ、夏バテ防止にもらっきょう+ポークカレーは効果抜群なのです。
なのでポークカレーを食べる時の付け合せは、ぜひらっきょうにしてみてくださいね^^
らっきょう漬けの色々な種類
このようにらっきょうはにんにくに引けをとらない夏バテ防止にも優れた野菜。
ただ、辛味成分が強いので漬物に適していることかららっきょうの漬物の種類はスーパーの漬物コーナーを見渡しても結構ありますよね。
ここではらっきょう漬けの種類を改めて確認するために、通販(楽天市場)で販売されているらっきょうの漬物を例にとってピックアップしてみました。
一番シンプルならっきょうの漬け物ですね。らっきょうそのものの美味しさが味わえます
いつもの甘酢浸けに飽きたら、お酒のおつまみにもぴったりな醤油漬け。濃厚な味にはまってしまうかも(^^)dいろいろな調味料としても使えるので便利です。
はちみつの優しい甘さがくせになってぽりぽり止まらなくなりますよ~!これならお子さまも食べやすいかも♪
トクする君はお酒のお供の時はこれ!酢とみりん、しょうゆを1:2:3の割合で漬けるので、一二三漬けとも呼ばれます。おいしそうに浸かった色が食欲を刺激しますね♪
この他、味噌漬けやシソ漬けなど比較的どんな調味料とも相性の良いというのが、らっきょうが漬物に適している素材であると言えますね。
定番のらっきょう漬けを作ってみよう
さてらっきょうの漬物の種類は再確認したところで、ここからが本題。
らっきょうの漬け方の基本は塩漬けです。ここでいう塩漬けは一般的に売られている塩漬けとは異なり、らっきょう漬けの基本処理と思ってください。
この塩漬けをマスターさえすれば、甘酢漬けやたまり漬けなどの応用は非常に簡単なんです。
しかも塩漬けらっきょうの状態なら冷暗所で1年間は保存可能。
旬の時期に大量に漬けておいて、あとは少量ずつ塩抜きして好みの味にするのが自分で作る上でもっとも魅力な点なんです。
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それでは、その作り方を見ていきましょう!
☆塩漬け(荒漬け)の作り方☆
【作り方~その一~】
塩漬けは、ラッキョウの成長を止めて歯ごたえを維持するために行う基本的な作業になります!
ラッキョウの泥を洗い落とし、茎の部分を2~3㎝残して切り、根をきれいに切り落とします。
切り口の面積が広すぎると、漬け汁が一気に染み込んでしまって、ぶよぶよになりやすく、らっきょうのカリコリっとした食感に仕上がらない場合がありますので気をつけまよう。
【作り方~その二~】
次に水を替えながら、こすり洗いして汚れた薄皮を取り除いていきます。薄皮が取れたらザルに上げて水気を良く切りましょう。
【作り方~その三~】
そして、塩水に漬け込んでいきますが、らっきょう1kgに対して1リットルの10%食塩水(塩100グラム)を基本としてください。これをしっかり溶けるまで煮てから完全に冷まします。
この10%の食塩水をラッキョウを入れた容器に注ぎ入れ、中蓋とラッキョウが浮かないように軽い重石をして、1週間ほど漬け込み、基本となる塩漬けが完成です(^^)
では、この塩漬けを使って、最もスタンダードな甘酢漬けを作ってみましょう!
☆材料はこちら☆
塩漬け(荒漬け)ラッキョウ…1㎏
甘酢の材料
・酢…カップ2
・酒…カップ1
・砂糖…カップ1と1/2
・しょうゆ…大さじ1
・赤唐辛…1~2本
まずは塩漬けしたラッキョウを水洗いしてから水気を切って、茎と根元の部分を切って形を整えます。
ポイントは根元の固い部分を浅く切り落とす程度にして、茎は短くしすぎないこと!
次にたっぷりの水に半日くらい晒して、間に2、3回水を変えてあげて塩抜きすると、ほんのりと塩味が残る、いわゆる「らっきょうの塩漬け」の出来上がり。
これに甘酢を加えていくわけですが、鍋に赤唐辛子以外の甘酢の材料を煮つめます。この時、鍋は必ず酸に強いホウロウ等の鍋を使いましょう。
これに先ほど塩抜きしたラッキョウを投入し、約70℃程度で7~8分煮ます。沸騰させない程度の火加減を目安に調整してくださいね。
そして煮沸消毒して水気を切ったビンにらっきょうを入れます。この時、赤唐辛子は完全に冷ましてから入れてくださいね。
温かいうちに入れてしまうと赤唐辛子が割れて、辛味が出すぎてしまいらっきょうがとてつもなく辛くなってしまいます。
これで出来上がり!と言いたいところですが。冷暗所で約3週間くらい保存すると味が馴染んで食べごろとなります。
こちらとほぼ同じ作り方の動画でありましたので、イメージがしにくい方はご参考くださいね^^
簡単バージョン!らっきょうの甘酢漬け
ここまでが最もスタンダードなベースとなる塩漬けらっきょうからの甘酢漬けの作り方です。
でも・・・もうちょっと簡単に作れたらなあ^^;
あなたはそう思ったかもしれませんね。それなら塩漬けの工程を省いた簡単バージョンもありますのでご紹介しますね^^
塩漬け前の下処理までは先ほどとおなじですが、水気を切ったらっきょうを直接消毒済みのホウロウの容器(または耐熱用の保存瓶)に入れちゃいます。
そしてさきほどの甘酢の材料に粗塩を大さじ3杯加えて種を抜いた赤とうがらしも一緒に鍋に入れて煮立たせて、熱いうちにらっきょうの上から注いじゃいます。
この際、らっきょうが甘酢にちゃんと浸るようにラップでピッタリと甘酢の水面を覆うようにするのがポイントです。
完全に冷めたらラップを外して蓋をして冷暗所で3週間寝かせれば完成です。個人的にはこのやり方の方が、簡単なのにカリカリ食感がより残る感じがしておすすめです♪