雨の多い季節になってくると突然やってくるのが雨漏り。

昭和の映画やアニメなんかでは茶碗やお皿にピチャピチャと音を立てて凌ぐシーンで哀愁を漂わせてましたが、

いざ自分の身に起こってみるとさあ大変!

最近では、かつてのマイホームラッシュ時の建物が、こぞって老朽化を迎えていることから雨漏りに悩まされる声も多くなってきました。

今回は、自分の家が雨漏りになっていないかのチェックから修理費用までを詳しく調査してみました。

雨漏りの原因となるものは?

reform

それでは、まず雨漏りの原因について考えていきましょう。

雨漏りは、主に以下の3つの原因によって起こります。

1. 経年変化による老朽化

老朽化した屋根材や木材の変化、防水コーキングの劣化など、様々な原因が年数が経って表面化して雨漏りを引き起こします。

特に年中雨にさらされている屋根からの雨漏りは生活に支障をきたす深刻な問題となってしまいます。

2. 風、雨による突発的な要因

老朽化とは違って、とくに台風といった暴風雨を伴う際に、屋根瓦がズレたりひび割れをすることから起こる雨漏りです。

こうした激しい雨風の際は、雨どいなどに落ち葉やゴミがたまり、それに気づかずにそのままにしてしまうケースがとても多いです。

そうして行き場のなくなった雨水がわずかなすき間から徐々に屋根の下地を腐食させていくことによっても雨漏りは発生します。

3. 構造上の欠陥による雨漏り

新築には絶対雨漏りなんかない!そう思いたくなりますが、新築施工の欠陥による雨漏りのトラブルは意外と多いものです。

新築でなくても5年後を過ぎた頃に突然雨漏りがなんて場合にも、当初メンテナンス費を甘く見てしまったがために痛い目を見たり、

安かろう悪かろうが原因で泣きをみることもゼロではありません。

最近の建築材料は半永久的な物もあると言われるほど技術は進歩していますが、それでもメンテナンスが必要なものがほとんど。

車検のように強制的な点検が強いられる訳ではないために、思わぬ雨漏りのトラブルに合う原因となっています。

梅雨時前に確認したい雨漏りチェック

毎年くる長雨の季節である梅雨に調べて、まずは家の中で雨漏りの予兆がないかをチェックすることは非常に大事。

トクする君の家も行ってみたところ3箇所の妖しきところを発見してしまいました^^;

amamori1

①エアコン上部の天井

amamori2

②換気扇上部の天井

amamori3

③リビング天井

このようにエアコンや換気扇といった湿気の多い所は、カビが発生して内部からも影響を受けやすいです。

また、腐った食べ物とかを置いていないのにコバエのような物が多く見られる場合も要注意。

腐植質を好むチョウバエ類やキノコバエ類は雨漏りなどが原因で発生したカビ等の回りに発生する性質があります。

こうした場合は、天井にシミなどが出来てないかをよくよく見てみましょうね。

③のリビング天井は昨年あたりから徐々にできはじめたシミだったのですが、原因は瓦ズレでしたヽ(´Д`;)

やはり台風が多いトクする君の地方では、暴風雨による突発的な原因も多いため、毎年のように雨漏りチェックは欠かせませんね。

スポンサーリンク




急な屋根の雨漏り<修理を待つ間にできる応急処置>

どんなに用心していても、いざ梅雨や台風になれば思わぬ所で雨漏りの被害に遭遇することもありますよね。

基本的には屋根の雨漏りなどは危険も伴いますし、技術的に素人がどうこうできるものではありません。

そうはいっても屋根の修理屋さんが明日にならないと来てくれない。。。

今夜から降る一雨だけでも防げれば助かるんだけど・・・

そういう気持ちにもなりますよね。そこで色々と探してみたところ、こんな応急処置の方法がありました!

解説でも触れていました通り、あくまで応急処置となりますが、一雨くらいなら凌げるとのこと。

どうしても自分で行う場合には、雨によって足場が濡れていることによる、転落の危険性などを十分に考慮した上で自己責任で行ってくださいね。

雨漏りの修理 ぶっちゃけ相場はどれくらい?

さて、雨漏りになってしまったら、ほぼ100%頼まないといけない修理のリフォーム。

そのリフォーム工事の費用の相場は一体どれくらい見積もっておけばよいのでしょうか?

外壁やサッシのつなぎ目からの雨漏り補習なら数万円程度

雨漏りの原因は、先程もお話した通り大きく3つあるとお話しましたが、

その中でも防水処理部のコーキング材の劣化についてはそれを補習をするだけなので、

範囲が狭ければ数万円程度ですみます。

また、雨漏り箇所が複数あったり原因が特定しにくい箇所の補習の場合は、調査作業も含めて多少料金はかかりますが、おおよそ10万円以内では収まります。

屋根の補習は最低20万円から全体補習となれば100万円以上を覚悟

それでは雨漏りの原因が屋根からによるものと判断された場合ではどうでしょうか。

屋根の形態にもよりますが、屋根瓦のズレやひび割れなどによっての雨漏りの場合は、壊れた瓦の取替えと下地補修程度ですみます。

そのため、費用は範囲にもよりますが20万円~50万円以内が一般的な費用の相場です。

「え!?瓦変えるだけでそんなにするの?」と思ったかもしれませんが、

転落の危険性があるため、どうしても屋根の修理には足場を組む必要があるため、その分の工事費用が余分にかかってしまうんですね。

さらにこれが屋根全体の交換工事が必要となると・・・リフォーム費用は一気に跳ね上がります(汗)

既存の屋根に防水処置をして、さらに新しい屋根材を重ねる工事でも100万円~150万円程度、

侵食がひどくて下地ごと交換しなければならない、いわゆる葺き替え工事になると120万円~200万円程度が相場となってきます。

これは、一般的な一戸建ての費用の相場となっていますが、外壁からの雨漏りも大体同じくらい費用がかかると考えてください。

このように、例え1箇所の雨漏りでも、蓋を開けてみれば屋根ごと取り替えなければいけない場合も十分考えられます。

そのため、定期的な雨漏りチェックはもちろん、わずかな雨漏りサインでも専門の業者に見てもらうという早めの対処が必要です。

ゆくゆくは費用がかかる修理でもあるため、信頼できる業者をまずは見つけておくというのも非常に大事なポイントですね。