祭りやイベントごとが大好きなトクする君ですが、
福岡で行われている全国的にも有名な博多祇園山笠には、まだ一度も行ったことがありません。
そこで今回は、完全なる私情をはさみつつ、
2024年の博多祇園山笠のことについて、日程や見どころについて詳しく調べた内容をまとめました。
博多祇園山笠のスケジュール全日程!
博多祇園山笠は毎年7月1日から15日と約2週間に渡って開催される祭事です。
令和初となる2024年も、予定通りの日程で開催予定です。
【開催日程】2024年7月1日(月)~7月15日(月・祝)
【場所】福岡 櫛田神社
【アクセス】祇園駅より徒歩7分・中洲川端駅より徒歩9分・博多駅より徒歩約15分
具体的にどのようなスケジュールが組まれているのか気になる所だと思いますので、まずは全日程を時系列に見ていきましょう。
祭初日の7月1日
博多祇園山笠の流区域を清める注連(しめ)下ろし、ご神入れの順にスタートします。
これが終わると、いよいよ一般の方にも山笠が公開されて祭りムードが一気に出てきます。
さらに初日は、当番町のお汐井取りといって、その年に各流の当番町になった町のみんなで箱崎浜まで走り、汐井(真砂)を小さなマスや竹かごにいれて持ち帰ります。
7月9日に行われる全流お汐井取り
それぞれの流ごとに午後6時から7時にかけて箱崎浜にいき、夕日に向かって拍手をして安全を祈願します。
7月10日は流かき
ここでいよいよ、かき山笠が登場し、各流区域内をかき回ります。
ここからが博多祇園山笠の本番と言っても良いですね。
ただし、コースは年によって全く違い、公式発表も行わないので、どの路地を通るかは当日にならなければわかりません。
この辺りも、古くからある祭りのしきたりを感じますね。
7月11日は朝山笠と他流かき
朝山笠と他流かきという、一日に二回かくのは、この7月11日だけとなっています。
またこの日だけは、当番町の子供たちも山笠に乗せてもらえる日となっています。
7月12日は追い山笠ならし
最終日の追い山笠のリハーサル行う日。
ただし、リハーサルと言っても、奈良屋町角のゴールまで約4kmを全力でかくので、見応え充分です。
7月13日は集団山見せ
期間中、唯一博多部を離れて福岡市中心部に山笠が乗り入れる日です。
具体的には、明治通りの呉服町交差点から福岡市役所間の約1.3kmを山笠が通ります。
7月14日は再び流かき
フィナーレ前日となる最後の「流舁き」
まだ新入りの舁き手(かきて)が、その年に山笠をかくことができる最後の日とも言われています。
いわゆる、次世代を担う舁き手の練習日ですね。
7月15日にラストの追い山笠
博多祇園山笠の15日を締め括る追い山笠。
午前4時59分の大太鼓の合図で一番山笠から順に「櫛田入り」をしてから境内を出て、
計8つの山笠が、約5kmの「追い山笠コース」を須崎町のゴールを目指してかきます。
ここまで、長きに渡る祭りが終了します。
博多祇園山笠の最大の見所は?
博多祇園山笠の最大の見所は、
何と言ってもクライマックスの追い山!
こちらは、昨年2018年の櫛田入りから追い山にかけての動画です!
画像越しにでも、人の多さと迫力が伝わりますよね^^
この追い山笠を見ずして、博多祇園山笠の魅力はわかりませんので、
初めて見に行くのであれば、7月15日を予定しておくことをおすすめします。
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博多祇園山笠ってなに?
博多祇園山笠とは、福岡県福岡市博多区で毎年7月1日から15日まで、櫛田神社にまつられる素戔鳴尊に奉納される祭りです。
そのため、正式には櫛田神社祇園例大祭と呼ばれています。
元々は祇園際の一つでしたが、氏子が始めた祭りが発展していく中で、山笠と呼ばれる山車が出現したことから、博多祇園山笠と呼ばれるようになったんですよ(^^)
参加者や福岡の人たちからは「山笠」や「ヤマ」と親しみを込めて呼ばれています。
特に祭りのときのかけ声の「おっしょい」は1996年に日本の音風景100選に選ばれました。さらにおお祭り自体は国の重要無形民俗文化財に指定されています!
博多祇園山笠の起源についてですが、鎌倉時代に博多で疫病が流行ったときに承天寺の開祖である聖国一師が、
町の人々に担がれた木で出来た施餓鬼棚に背負われて水を撒きながら町を練りまわり、疫病を無くすよう祈祷したことが、はじまりだといわれています。
安土桃山時代の豊臣秀吉と島津氏との戦いで博多は焼け野原になりましたが、秀吉が博多の町をいくつかの区画毎に「流」としてグループ分けをして博多の復興を行いました。
この「流」は今の博多祇園山笠のグループ単位制のはじまりで、現在7つの流があります。
江戸時代に、二つの流が、抜きつ抜かれつのレースを行ったことが町の人から好評だったので、担いでかけまわる追い山が始まりました。
博多祇園山笠に参加するためのルールは?
博多祇園山笠に参加するためにはまず、「流」に属さなければ参加できません。
どこかの「流」に属している方であればその「流」を取りまとめている代表の方などに参加したいということを相談する必要があります。
また、祭り好きの女性で参加したい!という方もいらっしゃることでしょう。
しかし、博多祇園山笠は、女人禁制で子供もだめというのが基本の祭りです。
ただし、ごりょんさん(奥さんや母親)は詰所で調理をする町内もありますので厳密には女人禁制ではないそうです。
また、各流は、数ヶ町~十数ヶ町の「町」で構成されていて、各町には「家」があります。(地元の役員さんの家であることが多いそうです)
そのため、私たちのような外部から参加する場合は、家(役員さん)に身元引受人となって頂く必要があります。
このように山笠に参加するためには、参加している方と親しくなることからはじめていかなければならず、簡単に誰でも参加できるというわけではないんですね><
※山笠の参加については当ブログをご覧頂いた方からの情報を元に加筆をさせて頂いております。貴重な情報をありがとうございます!
このように15日間に渡って、随所にみどころを盛り込みながら進んでいく博多祇園山笠。
日本の祭りの中でも青森のねぶた祭を抑えて堂々の第一位となる、
300万人の来場者数を誇ります。
5月3日・4日に開催される博多どんたくも240万人と全国第4位の規模を誇ることから、福岡は国内最大級の祭りが行われる場所です。
一度はこの熱き祭り見たさに全国から人が押し寄せるため、ツアーもたくさん組まれています。
この記事を見て興味を持ち、今年は言ってみようと思った方は、ツアーやホテルを早めに申し込むようにしてくださいね^^
女の子も山笠でてますよ、
ごりょんさん(奥さんや母親)は詰所で調理をする町内もありますので女人禁制ではないです(^^)
やまやまさん
コメントありがとうございます!
>ごりょんさん(奥さんや母親)は詰所で調理をする町内もありますので女人禁制ではないです(^^)
貴重な情報をありがとうございます。
早速修正させて頂きました!
より詳しい情報が提供できるよう努めて参りますので、
今後ともよろしくお願い申し上げます。
山笠に参加するためには、どこかの流の一員とならなければなりません。各流は数ヶ町~十数ヶ町の町で構成されています。そしてその各町には家があります。家というのは、地元の役員さんの家であることが多いと思います。
ですから、外部からの参加の場合、「○×流、△□町、××家預かり、○○○○です。」ということになります。
誰かの紹介で参加する場合、その方が出させて頂いている家から参加することになります。紹介者は所謂 身元保証人であり、家の役員さんが身元引受人ということになります。もし参加した人が不祥事をやらかした場合、紹介者や引受元の役員さんも責を負うことになります。
まずは山笠に参加している方と懇意になることが必要だと思います。
博多の素浪人さん
コメントありがとうございます!
また、貴重な情報誠に感謝いたします。
早速頂いた情報を元に加筆をさせて頂きました。
引き続き、当ブログをよろしくお願い申し上げます。