京都で毎年お盆に行われる「五山送り火」。

テレビや雑誌などで山に「大」の文字が浮かび上がるのを、一度は目にしたことがあるかと思います。

2024年の今年こそは、五山送り火を見てみたい!

そう思うのであれば、まずはベストスポットと点火の時間を知ることからはじめましょう。

五山送り火とは

gozanokuribi

五山送り火は毎年京都でお盆の8月16日に行われる仏教に関するお祭りです。

送り火というのは仏教の風習の一つで、お盆の翌日に冥府に帰る精霊を送るためのものです。

はっきりとした起源は分かっていませんが、室町時代に民衆に仏教が普及した以降に、この「五山送り火」が始まったと言われています。

五山送り火と聞けば、「大」の字の送り火が真っ先に思い浮かびますが、言葉のごとく全部で5つの山で送り火があります。

・東山如意ヶ嶽の「大文字」

・松ヶ崎西山・東山の「妙・法」

・西賀茂船山の「船形」(名前の通り船の形をしています)

・金閣寺付近大北山の「左大文字」

・嵯峨仙翁寺山の「鳥居形」(鳥居の形の送り火です)

京都の夏の夜に浮かび上がる送り火はなんとも風流なもので、地元京都の人はもちろん、送り火を一目見ようと全国から10万人もの見物客が押し寄せます。

五山送り火のベストスポットと点火時間

では、この五山それぞれのベストスポットと点火の時間をまとめましたのでご覧ください。

大文字(東山如意ヶ嶽)

【点火時間】20:00

【ベストスポット】出町柳の三角州周辺、鴨川の堤防沿い

妙・法(松ヶ崎 西山・東山)

【点火時間】20:05(二文字同時に点火)

【ベストスポット】「妙」北山通、「法」高野川堤防付近

船形(西賀茂船山)

【点火時間】20:10

【ベストスポット】北山大橋の北西側

左大文字(大北山)

【点火時間】20:15

【ベストスポット】平野神社、わら天神

鳥居形(嵯峨鳥居本曼荼羅山)

【点火時間】20:20

【ベストスポット】松尾橋、渡月橋

五山送り火の穴場スポットはココ!

それぞれのベストスポットはわかった所で

「メインの大文字を混んでいないところで見たい」

「多くの文字をいっぺんに見たい」

そう思う方も多いですよね。

それでしたら、この2つの穴場スポット是非押さえておいてください!

京都御苑

古都京都の風情を堪能しながら、送り火が見たいということなら京都御苑がおすすめ。

大文字が東の方向に大きく見えます。

人が多いといえば多いのですが、広大な敷地ゆえにそんなにゴミゴミとした感じはしません。

船岡山公園

鳥居大の字以外の5種類の送り火が見られる人気のスポットです。

特に左大の字は目の前で見られるので大迫力!

一か所から5つの文字を確認できる場所もあるのですが、当日は早めに行かないと人が多すぎて場所が確保できません。

絶対5つの文字を見たいという方はお早めに!

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五山送り火を見に行くなら宿泊先はここがおすすめ!

送り火の意味も分かると、それぞれの良さがあって時間も微妙に違うので、どこで見ようか迷ってしまいますね^^;

そんなこんな悠長に考えていると、宿泊先の確保も忘れてしまったとなっては困ります。

とくにお盆の時期なので、交通機関や宿の予約は早めにしておきたいところです。

そこで最後に、五山送り火も京都もゆっくり堪能したい方のために、おすすめしたい3つの宿を紹介させて頂きます。

京都と言えば!という宿

京都タワーホテル(参考:じゃらん)

言わずと知れた京都のシンボルとも言える京都タワーホテル。

ここから全ての送り火を見ることができるのが最大の魅力。

毎年5月時点では五山送り火当日の空室はありますが、6月に入ると予約がどんどん入って来る傾向にあります。

早割適用のプランもありますのでお得に泊まるなら早めの予約をおすすめします。

カップルにおすすめしたい宿

ホテルモントレ京都(参考:じゃらん)

こちらも五山送り火プランのあるホテルです。

豪華な懐石かフレンチを味わいながら五山すべての送り火を堪能できます。

料金は普通のプランなら1万円代、ディナーなどを付けると一人2万円代とセレブ価格なのですが、二人の特別な日ならそれぐらいお安いもんでしょう。

モントレグループのホテルは客室の内装が西洋アンティーク風で可愛らしく、彼女も大喜び間違いなしです!

とにかく安さ重視!のお宿

2名で一部屋利用なら3,472円~という格安プランもあり、コスパにこだわるならここはおすすめのホテルです。

アクセス抜群で評判もよく、ぶらりと五山送り火に出かけて、帰ってきたらゆっくり温泉に入れるので決して安いだけのホテルじゃないですよ^^

まとめ

10万人もの見物客で混雑している割には、各送り火が灯る時間は1時間程度と短いのが何とも歯がゆいんですよね^^;

そのため、場所を探して彷徨っていると、知らないうちに終わってしまった、なんてことも十分に考えられます。

だからこそ、事前にリサーチして場所をしっかりと決めておくのは必要不可欠なので是非ともお忘れなく!