トクする君が東京から鹿児島に移住したのが2010年。

当時は高速道路のETC割引が休日1,000円という、いま考えても破格の期限付き制度のおかげで、給油代を入れても1万円以内ですみました。

あれから5年。2015年現在の高速料金のETC割引はどうなっているのか?

頻繁に高速に乗る人以外は、GWやお盆などの長期休暇のたびに疑問に思って調べる方もおおいはず。

そこで、現在の高速道路の料金事情について詳しく調べてみました!

近年の高速料金の流れは?

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2014年4月からETC割引は新しくなったと告知されたものの、割引率の縮小が話題となりましたよね。

これまでの通勤時間帯(平日6時-9時と17時-20時)の割引は利用回数に応じた割引制となったのが大きな改正でした。

また、この割引適用は、

ETC利用者のみ、さらにETCマイレージサービスに登録することが条件

となっており、ポイントに応じた還元額(無料通行分)を高速料金に当てることができる割引制度という形が、2015年現在も引き続いています。

高速料金のETC限定の割引 平日、休日、深夜の違いは?

それでは、現在のETC限定の割引について、さらに詳しく掘り下げて見ていきましょう。

▼平日朝夕割

平日は朝 6~9時、夕方は17~20時の間、全ての車種を対象に、

・NEXCO東日本、中日本、西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路

・東京・大阪近郊は対象外

・宮城県道路公社の仙台松島道路

この条件に関して割引が適用されます。

割引概要は、ETCカードごとの1ヶ月(1日から末日まで)の割引対象となる利用回数に応じた還元率を、割引対象区間の通行料金のうち最大100km相当分に適用されます。

具体的には、一ヶ月の利用回数が

5回~9回まで: 通行料金のうち最大100km相当分の約30%分を還元

10回以上: 通行料金のうち最大100km相当分の約50%分還元

となっています。

この還元分は、ご利用月の翌月20日にETCマイレージサービスのポイントとして付与されます。

ただし、

平日朝夕割引は朝・夕の時間帯それぞれ最初の1回に限り

という縛りがあるのでご注意を。

▼休日割引

割引対象車種は 普通車・軽自動車等(二輪車)限定で、割引対象日は土曜日・日曜日・祝日、毎年1月2日、3日です。

割引対象道路は 、NEXCO東日本、中日本、西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)及び宮城県道路公社の仙台松島道路です。

2014年6月29日までは50%の割引率でしたが、

2015年現在の割引率は 30%割引となっています。

▼深夜割引

割引対象車種は全ての車種に適用されます。割引対象日時は 、毎日0~4時の間です。

割引対象道路は、NEXCO東日本、中日本、西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路です。

ただし、

京葉道路・第三京浜道路・横浜新道

こちらは割引の対象外ですので気を付けてくださいね。割引率は、休日割引と同じ30%です。

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高速料金にお得感を感じられなくなった方はこう考えて見よう!

このようにETCマイレージサービスというポイント制が導入されてからというもの、イマイチ高速料金自体にはお得感を感じられなくなってはいる方は多いですよね。

しかし、このポイントは

高速料金だけでなくショッピングでも貯められる&利用できる

この点を上手に活用することで、結果的に高速道路の料金をお得にすることもできます。

具体的な方法としては、ニコスE-NEXCO passやイオンE-NEXCO passといった、

クレジットカードを上手に活用すること

ニコスE-NEXCO passの利用で貯まったE-NEXCOポイントは、全国のETC高速料金への還元はもちろん、

NEXCO東日本エリアのサービスエリア・パーキングエリアでのお買い物、またはドラぷらショッピングでのお買い物に使えます。

一方、イオンE-NEXCO passも同じように高速道路で利用出来てポイントが貯まります。

さらに、イオンでの利用でもポイントが付与されるので、食材や日用品などをイオンで一括購入されている方は効率よくポイントを貯めることができますね。

以前のように高速料金の恩恵は、ETC割引制度の変更によって確かに感じられなくなってしまいました。

しかも複雑なポイント制となってしまったために、「ま、これ以上考えてもしょうがないか」と諦めてしまう方が多いのもわかります。

でも、こうしたクレジットカードを上手に活用すれば、日々の生活で貯めたポイントを、休暇に利用する高速料金に当てることができます。

また、その逆で普段高速をよく利用される方は、貯まったポイントを日常生活に還元するといった選択肢もあるわけです。

「高速料金の割引」ばかりを考えるのではなく、頭を少し柔らかくして、上手に高速道路を利用する方法を考えてみてはいかがでしょうか^^