おうちにある神棚にしめ縄飾りをつけたいのだけれど、作るにはどうしたらいいの?
飾り方はの手順はどうすればいい?
いつまで飾ってどうやって処分したらいいの?
など、結構わからないことが多いものですよね。
トクする君の家系は仏教なので仏壇にしめ縄を飾ることはないですが、嫁は神道なので神棚にしめ縄を飾ります。
右も左もわからない最初の頃は、当たり前ですが全くうまくできませんでした^^;
そこで今回は、自分の備忘録としても兼ねて、神棚に飾るしめ縄の飾り方について詳しくまとめてみることにしました!
神棚に使うしめ縄作りには、まず何を準備すればいいのか
まず、神棚に使うしめ縄飾りに必要なものは、
しめ縄用の縄としめ飾り(垂れ)や紙垂(しで)と言われる和紙で作ったヒラヒラしたもの。
縄の種類にも二通りあって、太さが一定のものとだんだんと細くなっていくものがあります。
細くなっていくもののほうが一般的で、「ごぼうじめ」や「大根じめ」、より小さいサイズの「荒神」と呼ばれるものもあります。
玄関に飾るしめ縄飾りの場合は紙垂の他にヒイラギやダイダイなどをしめ縄飾りに取り付ける場合が多いですが、
神棚のしめ縄飾りはほとんどが紙垂のみ。
紙垂の断ち方・折り方には吉田流、白川流、伊勢流などの流派があり、垂れる数によって二垂、三垂、四垂とあって、この時点でちんぷんかんぷんでした(;・∀・)
ここら辺はそれぞれ地域や信仰している宗派によって変わってきますので、どれがいいかは実家から代々伝わっているものをベースとしましょう。
神棚のしめ縄の飾り方について正しい手順を知ろう
さて、準備は一通りできましたら、いよいよ神棚にしめ縄飾りつけをしていくわけですが、
ただ飾ればいいってものではありません。
・手を洗って身を清めます。
・神棚を拭き清めます。
・御札が飾ってある場合は御札も拭きます。
・お清めの際は、和紙を折りたたんだものを口にくわえて行います。(不浄の息がかからないようにするため)
・神棚の一番高いところにしめ縄飾りを飾ります。
・紙垂をしめ縄にはさんで、出来上がりです。
このように飾り方云々の前に、しきたりや作法といったものがあることを抑えておきましょう。
ちなみに、太さの違うしめ縄飾りを飾る時は、
通常左が神聖、右が俗となっているので、神様から見て太い方が左へ
つまり人から見て太い方を右側にするのが一般的です。
ただし、これも地方によって異なる場合がありますので注意してくださいね。
また、お正月用のしめ縄は通常の時とは異なり、特別なものとされているので、
通常のしめ縄は右にねじってあるのに対しお正月用は左にねじってあります。
これを「左綯え(ひだりなえ)」といいます。
これは天上にある太陽の巡行で、火を男性として表現されています。
対して右綯え(みぎなえ)は反時計廻りとなり、太陽の巡行に逆行する水を女性として示しているんですね。
ここまで聞いても、やっぱり難しい・・・
そう感じてしまうあなたには、しめ縄と紙垂があらかじめセットになっているものも売っています。
にっちもさっちもいかないという方は、初めての際はこうした物を購入するのも1つですので、無理をせず上手に活用してくださいね。
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しめ縄っていつからいつまで飾っておけばいいのか?
正月用のしめ縄飾りを飾る時期というのは、
クリスマスが終わったころから12月30日に飾りつけを行う
これが基本とされています。
ただし、29日は「苦のつく日」、12月31日「一夜飾り」となるため、それぞれ正月飾りを飾ることは縁起が悪いとされているため飾り付けはしないようにしましょう。
飾り終えた後の「お役目」を果たしたしめ縄の処分の仕方
正月飾りは通常家に迎えた神様が帰る日、
いわゆる「松の明け」とされる1月7日の午前中に片付けるのが一般的とされています。
ただ、これも地域によって違うようで、1月11日や15日のところもあったり、2月3日まで飾る地方もあるようですね。
一般的に飾り終えたしめ縄に関しては、1月15日の午前中に近所のお寺や地域の広場などで行われる「どんど焼き」というものにもっていき、燃やして処分します。
最近は忙しくてその日にいけないという方が多いので、お寺などによっては前もって郵送したり、持ち込んだりすると処分してくれる所もあります。
どうしてもという場合にはゴミとして捨ててもいいそうですが・・・^^;
その場合はせめて、しめ縄とわからないように新聞紙などで丁寧にくるんでから処分する配慮も必要ですね。
神棚とは日頃その家を神様の力で守ってもらうための大切なもの。
新たな年を迎える自分自身の振り返りと、来年に向けての決意も含めて、
ぜひ、作法にのっとったしめ縄の飾り方をマスターして、満を持して素敵な新年を迎えられるようにしたいですね^^