あなたは、服を選ぶ際に、最も気を付けていることはなんでしょうか。
服の好みは様々だと思いますが、オシャレかどうか決まるのは「色の組み合わせ」です。
ただ、ファッション誌や芸能人の服の格好を見て、「あ、この服の組み合わせって最高!さっそく取り入れてみよう。」
そう思って、服を買いに店に行った所までは良いけれど、服の色のレパートリーがたくさんありすぎて、組み合わせに頭を悩ませてしまう、そんなことがよくあるのではないでしょうか。
服の色の組み合わせ方ってほんと難しくて、困っている方は非常に多いです。
でも、色の組み合わせを注意するだけで、同じデニムを履いたって差が出るものです。
じゃあ、何色と何色を組み合わせれば、おしゃれに格好良く着こなせるものなのか。
あるいは組み合わせてはいけない色は何?
そんな服の色の組み合わせ方について、ここできれいさっぱり解決して頂きましょう!
服の色の組み合わせはキーとなる3つの色を決める
街中で、オシャレな服装の人をよく観察してみると、ある一定の法則があることがわかります。
それは、キーカラーの3色の割合が統一されていることです。
カラーコーディネートには、以下3つの種類にわかれます。
ベースカラー:服装全体の約70%を占める色のこと
アソートカラー:全体の約20~30%を占めるベースカラーを引き立てる色のこと
アクセントカラー:全体の1割位でファッションにメリハリをもたせる色のこと
服の色の組み合わせが苦手な人ほど、まずはこの3つのキーカラーを意識するだけで、全体的なコーディネートのまとまりが出てきます。
色相環とは?色についての基本を押さえよう
キーカラーの3色を押さえればいいことは分かりました。
では、どの3色を組み合わせていけばいいのか、というのが次の問題となってきます。
服の色は色相環という配色の仕組みを基本として決められています。
中学校の美術の授業で1度は出てきたはずなんですが、すっかり忘れている人も多いですよね。
色相環の基本は12色で起点となる色は赤・黄・緑・青・紫の5つの色になります。
この12色循環をさらに細かく分類していくと、24色に分けることができます。
ここからさらに濃さ、薄さによって細かくすることはできますが、まずは12色、より幅を持たせるなら24色を使って色の組み合わせを考えることからはじめましょう。
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バランス良い色の組み合わせの基本
服の色はキーカラーの3色を色相環から組み合わせればいいことまで分かりました。
では、この中でどの3色を選べばいいのか。ここがオシャレ度を決める最も重要なところであり、悩みどころになります。
12色相環で考えたとしても、ベースカラーとアソートカラーの2色の組み合わせで12×12=144通り。
これが3色の組み合わせになると12×12×12=1728通りにもなってしまいます。
さらに、24色で考えるものなら、その倍になりますので、もはやわけがわからなくなってきますよね^^;
そこでまずは、色相関を使った同系色の組み合わせ、反対色の組み合わせの2つを覚えることからはじめていきましょう。
同系色コーディネート
ここでいう同系色のカラーとは、色相環でいう同じ系統の色でコーディネートをまとめることです。
具体的な考え方としては、12色相環なら、ある1つの色を起点としてその両どなりの色を含めた3色。
24色相環なら、両どなりの2色を加えた計5色で考えます。
反対色コーディネート
色相環で反対にある色の組み合わせをダイアード配色と言われています。
専門的になると難しくなってしまうので、起点となる5つの色で言えば、
●赤色⇔水色
●黄色⇔青色
●緑色⇔ピンク
●紫色⇔黄緑色
これらが反対色の関係になります。
この一直線に結んだ色の組み合わせは、同色系に比べて、メリハリのついた印象を与えてくれます。
色相環+モノトーンカラーの3色で考える
服の組み合わせが苦手な人は、まず色相環を使って同系色または反対色を使ってコーディネートを組み立てていくと配色について段々と慣れていくことができます。
ただ、この他にも、白・黒・グレーといったモノトーンカラーと言われる色があります。
むしろ、最も無難にまとめられる色として、オシャレが苦手な人ほど選択したくなる色がモノトーンカラーなのではないでしょうか。
実は、これらの色でまとめられる人ほどオシャレだと言われるくらい、この3色をベースカラーとしてコーディネートをするのは難しいです。
ですが、モノトーンカラーはアソートカラーとして使えば、ベースカラーをより引き立ててくれますので、
①色相環からベースカラーとアクセントカラーを決定する
②アソートカラーをモノトーン色にする。
この手順でコーディネートを考えていくと、全体的にまとまりのよい服装コーディネートができるのでおすすめです。
オシャレに見える人と見えない人の差は、実は自分が思っているほど違いがあるわけではありません。
ボタンの掛け違いを直すように、基本の色の組み合わせをしっかりマスターすれば、少なくとも失敗した着こなしは避けることができます。
そのためには、まず色相環で色の関係性を掴むことからはじめていきましょう!