七草粥はお正月が明けた1月7日の「松の明け」に食べる日本の伝統的なおかゆ。
伝統を大切に毎年食すのはとってもよいことなんですが・・・
七草粥に合うおかずって、ほとんどない!
白ご飯が好きなトクする君だから余計にそう思ってしまうんですが、ここに足を運んでくださったあなたもそう感じていらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、七草粥に合うおかずとテーマに、松の明けの素敵な晩御飯にするためにトクする情報をお届けしてまいります。
七草粥に合うおかずと合わないおかずを考える
七草粥とは、そもそもが
お正月にごちそうを食べすぎて疲れた胃を休ませてあげるためにいただく
という意味合いもあるんですね。
確かに年末年始のおせちやご馳走、親戚一同が集まって飲み過ぎにサラサラとしたお粥はありがたい一品ですね。
そう考えると、七草粥に合うおかずというのも、必然的に消化のいいものがよいでしょう。
七草粥に合うおかず
七草粥自体の味は薄いのでおかずには味付けがしっかりするものでなければいけません。
その代表選手として一番お勧めなのは煮魚ですね。
味付けもしっかりしているのであっさりのおかゆに合いますし、煮込んだ魚はとても消化もよいので疲れた胃を休めるのにはとっておきの食べ物です。
魚に限らず、全般的に煮物とお粥の相性は良いです^^
とくに野菜は生野菜や揚げ物でいただくよりも消化がいいですし、栄養素の吸収という点からも理にかなっていますね。
また、あっさりとしたおかゆに味のアクセントとなるお漬物もぜひ添えてください。
好みはあると思いますが、特に古漬けは
●酵素がたくさん含まれているので胃腸の働きを助けてくれる
●野菜のカリウムが体の中にたまった毒素の排出を促してくれる
こうした作用も期待できるため、七草粥と食すにはぴったりです。
七草粥には合わないおかず
では、七草粥に合わないおかずはどんな物が考えられるでしょうか。
肉類や揚げ物などの脂分が多いもの。
胃腸をフル稼働させる脂分は、本来休ませるはずの七草粥の逆効果となってしまいます。
例え胃の調子が悪くなくても、食べてみればわかりますが肉系の脂分と七草粥は正直合いません^^;
出汁や香草を効かせたアジア風のお粥とは違って、純和風の七草粥には肉がメインのおかずとは相性が悪いと言えます。
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七草粥に合う、おすすめおかずレシピ3選
さて、七草粥に合うおかずの傾向がなんとなくつかめた所で、
せっかくなので旬の食材を使った超簡単レシピを3つ以下にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね^^
さわらの煮つけ
さわらを人数分、何も入っていない鍋に入れます。
出汁:酒:醤油:みりんを1:1:1:1に合わせただし汁
にしょうがのチューブを小指半分くらい溶かします。
だし汁をさわらの入った鍋に静かに入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして5分煮込むと出来上がり。
菜の花の煮びたし
菜の花をそのままレンジでチンして芯が残る程度に火を通します。
火が通った菜の花を軽く絞り、適当な大きさに切ります。
かつおだし:薄口しょうゆを2:1
器に盛った菜の花に、この割合で混ぜた醤油だしをかければ出来上がりです。
大根の肉みそあんかけ
お肉は七草粥には合わないといいましたが、メインで使用しなければ大丈夫です!
■ 大根は厚めに皮をむいて面取りし、盛り付けが下になる側に十字に切り目を入れます
■ 空の鍋に大根を入れて研いでいない生米と大根が浸るくらいの水を入れ火にかけます
■ その間に鶏挽肉をフライパンでよく炒めてから、砂糖・酒・みりん・醤油・水を加えましょう。
■ 沸騰したら火を弱め、水溶き片栗粉でとろみをつければ肉みそあんかけの完成です。
■ 大根に竹串がスッと通るくらい火が通ったら、一度水につけてコメぬかのぬめりを取りましょう。
■ その後、大根がかぶるくらいのだし汁で煮たて、落としブタをして味をしみ込ませます。
煮込んだ大根を器に盛り付け、最後に肉味噌あんをかければ出来上がりです!
カンタン!七草粥を炊飯器で作リ方
おかずもそうですが、肝心の七草粥の作り方は大丈夫ですか!?
最後に忙しいあなたでも簡単にできる炊飯器を使った七草粥の作り方をご紹介します。
炊飯器でお粥!?って思う方も意外や意外、実は結構いらっしゃるんですが、
こんな風に、もともと炊飯器の釜にはおかゆの水量を示す目盛りもちゃんとあるんですよね^^;
この分量に沿って水を入れれば簡単にお粥は作れるんですが、さらに美味しく七草粥を作るための2つのポイントをお教えします。
・炊く前に鶏ガラスープの素を1合につき小さじ2杯ほどいれておく
・炊きあがったおかゆには塩を一つまみ混ぜておく
この2つをしておくことで、水っぽくないしっかり味のついたおかゆに早変わりします^^
また、七草は一緒に炊飯器に入れるのではなく、別にレンジで茹でたものを食べる直前に合わせるようにしてくださいね。
七草は火が通りやすいので、炊飯器で一緒に炊きこんでしまうと火が通り過ぎてしまいます。
これだと緑のぐちゃぐちゃなものが混じった見栄えの良くないお粥になってしまうので気をつけましょう。
毎年、味気なくてなんだか物足りないと感じていた七草粥も、
こうしたちょっとのアレンジとそれに合うおかずの工夫で満足のいく食卓になりますので、ぜひご参考あれ!