お米離れが進んでいると言われる日本。
そうはいっても、日本人として生まれた以上、米を愛してやまないDNAは脈々と流れているものです。
もちろん、お米好きには当たり前のことですが、
お米を美味しく炊きたい
そう考えるのも日本人であれば誰もが共通していることですよね。
あなたも、何万円もする炊飯器ではないけれど、ましてや高級なお米を買っているわけではないけれど、
今あるお釜とお米でもっと美味しく炊く方法はないかと考えたことが一度はあるはずです。
でも、ちょっとした工夫でその希望は叶います!その美味しいお米の炊き方について詳しく解説をしていきましょう。
お米を美味しくするには、炊く前に必要な下準備がある!
米を美味しく炊くには基本的なことをしっかりとすることが大切になります。
「そのくらいわかっているわい!」
という事でも、あなたの普段の方法が正しいかを確認してみましょう。
まず、しっかりと計量カップを使って炊く米の量を測っていますか?
お米の量によって水の分量は当然変わるので、この段階は非常に大切になります。
プロの料理人ではないのに目分量で美味しい米を炊こうなんざ愚の骨頂
そのくらいの気持ちを持って、しっかりと計量カップで測ってくださいね^^
きちんと測れたら米を研ぐ作業にうつりますが、
研ぎ始める前に、表面の汚れを落とすための洗い流す作業
がポイントです。
ここでも洗ってるんだか研いでるんだかわからず、適当にやっていませんか???
この洗いの作業ではスピードが大事。
水をはったボウルや炊飯器に米を入れてさっとかき混ぜ、直ぐに水を捨ててください。
この水を切った状態のまま5本の指で円を描くように20回ほど研ぎます。
その後、2回~3回、軽くかき混ぜながら、研汁をすすぐ作業を行いましょう。
完璧に透明になるのをこだわる人がいますが、これはNG。
必要な栄養や旨味が流れ出てしまうだけなので、うっすら透明になればOKです。
この「洗い~研ぐ~すすぎ」の作業は、とにかくスピード勝負。
お米は水分を非常に吸収しやすく、モタモタしているとお米独特の「米ぬか」の臭いも一緒に吸い取ってしまいます。
そうならないように、研汁をいかに早くすすいで上げるかが美味しく炊きあげる重要なコツになります。
安い米を美味しく炊くのは「研ぎ方」にポイントがある!
名のある高い米はもちろん、安い米でも美味しく炊きたいというのは誰しも考えることです。
値段の安い米の多くは古米という収穫されてから時間の経過したものが多いですよね。
そのため、独特の匂いがついてしまうことで美味しさを半減させてしまうわけです。
そんな古米をいかに美味しく炊く為に最も重要なことは、先ほど触れた研ぎの作業にあります。
米を研ぐというのは米粒と米粒を摺あわせて表面に残る残留物を取り除くという事です。
古米になると当然、その作業の重要度が増します。
研ぐ回数は多くする必要はありませんが、
古米を研ぐ際には掌の手首側で何度か軽く押しつぶすような作業
をかき混ぜることと一緒に加えてください。
普通に研ぐよりも強く擦り合わせるということで表面の残留物や古米特有の匂いの発生を抑えることができますよ^^
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ご飯の甘味を引き立てる「食材」を一緒に入れて美味しく炊く
米を美味しく炊くには何かを加えるひと工夫も1つの考え方になります。
混ぜご飯や炊き込みご飯といった形で美味しく炊き上げる方法です。
「面倒では?」とか「難しそう?」と考えるかもしれませんが、手間をかけずに米を美味しくしてくれるものがあります。
それは、研いだ米を内がまで水に浸した後に、
オリーブオイルを小さじ1杯足す
たったこれだけで、炊き上がりの艶が変わり見た目から美味しさを引き立ててくれます。
さらに、しっとりとした炊き上がりになるので普段の炊き上がりとは違った米の美味しさを感じることができます^^
普段のお米の炊き方を見直すことが美味しく炊く最善の近道
いかがでしたでしょうか?
米を美味しく炊く為にはしっかりと米の汚れを落とすということが大切です。
何度も何度も研ぐのではなく、
米を研ぐ目的をしっかりと頭に置いて擦り合わせるように
が大切です。
時には炊く際に何かを加えて少し違った味や見た目や食感を味わうこともお薦めです。
冬に活躍する土鍋でも美味しいお米を炊くことができますよ♪
参考記事⇒ 土鍋ご飯の炊き方で美味しく炊くコツやレシピと正しい洗い方
日本人が古来より愛すべきお米の炊き方も、伝言ゲームさながら、
時代を超え、世代を超えて語り継がれていくうちに、微妙にズレて来てしまったのかもしれません。
お米を美味しく炊くコツは、普段の炊き方を見直すこと
ぜひ今夜から早速実践してみてくださいね^^