この記事を書いているのは2015年の梅雨真っ只中ですが、
トクする君の住んでいる鹿児島県は50年に1度という記録的な大雨となっています。
6月の雨量が1000ミリを超えるという、雨の降らなかった日がわずか3日(汗)
雨だけでなく、大気が不安定で雷も例年以上にすごいんですね。
雷の被害に遭った経験、あなたにもあるでしょう。
自然現象でもある雷は閃光と共に轟音を鳴り響かせるだけではありません。
どこかに落ちれば停電しますし、場合によっては家電を壊す可能性も考えられます。
子供のうちは雷が怖いと言っても、その対象はせいぜい「光」だとか「音」だとかです。
しかし大人になるにつれ雷が怖い理由は変わっていき、現実的なものになります。
そもそもなぜ雷は発生するのでしょうか???
雷って、空から電気が大砲のように撃ち込まれてくるようなものですよね。
とても不思議ですが、なぜそんな自然現象が起こるのか気になってくるでしょう。
実は雷の仕組みは、そんなに難しくはないんですよね
発生源となるのは“上昇気流”。
上昇気流は地表に熱が加わり大気が上昇する現象を指します。
上昇気流は一定の上空まで到達すると水滴になるのですが、それが雲へと変化します。
上空はとても気温が低く、冷やされた水滴はやがて氷の粒に変わるのです。
ここで上昇気流の力が弱まり“上がる力”より“下がる力(重量)”が勝つと、
上へ行こうとする氷の粒と下へ行こうとする氷の粒がぶつかり合います。
雷は、この氷の粒がぶつかる際に発生する電荷という素粒子が要因なんです。
小さい氷の粒にはプラス電荷、大きいのにはマイナス電荷が帯電していき、これが積乱雲へと成長していきます。
積乱雲っていうのはこんな形の雲↓↓↓
この積乱雲に帯電された電気がMAXになって耐えられなくなると“放電”という形で雷が発生するんですね。
つまり、この仕組を理解することができれば、
「地表が熱せられるほど暑い日」に「積乱雲が空に見えたら」雷に要注意
という、対策を1つ取ることができるようになります。
雷が近づいてきた!家の中にいる場合の対策は?
事前に雷の発生が予測できるからといって、それをくい止められるわけではありませんよね。
雷をなくすことは不可能ですから、わたしたちが対策をして被害を防いでいくしかありません。
まずは自宅にいる場合。出火の原因となるのは家電製品ですね。
そこまでいかなくとも、大事な家電を守るためにもしっかり対策を整えておきましょう!
落雷で家電が壊れる原因は電気の逆流。これを雷サージと呼びます。
ですので、事前対策は、電気の逆流を防ぐコンセントを取りつけるだけでOKです。
「サージプロテクト」「雷ガード」という名称で販売されています。
用意が間に合わずに雷が近づいてきてしまったら、何はともあれとにかくコンセントを抜くこと!
冷蔵庫など常時電気の供給が必要な家電は難しいかと思いますが、
パソコンやテレビなら、すぐコンセントを抜けますよね。
また、とくにエアコンは電力量が高いので出火の原因になりやすいです。
最優先としてはエアコンのコンセントを抜くことからですね。
その他、停電した時のために、小型の発電機や懐中電灯も普段から備えておくと、より安心です。
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自分の身は自分で守る!屋外での雷対策
傘に雷が落ちて…。
雨宿りしていた大きな木に雷が落ちて…。
そんな話を聞いたことはありませんか?
私は小学校2年生の時の帰り道に、目の前に雷が落ちたことがあるので、その恐ろしさはよく知っています^^;
外出時に落雷があった場合、不適切な行動をとると命に関わる場合もありますよね。
外出時に雷から身を守るためには、雷が落ちやすい場所を知っておくことが何よりも重要です。
雷は「高いもの」「開けた場所にある目標物」に落ちやすいです。
雨宿りもかねて近くの小さな公園の木の下で・・・なんてことは絶対にやめてくださいね。
むしろ、ひとが密集している街中にいた方がよっぽど安全なんです。
とくに鉄筋コンクリートの建物の中は安全ですから、時間が許せば、どこかのお店に入って雷が通りすぎるのを待つのがベスト。
また、車の中にいれば雷がきても安心という話を聞いたこともあるでしょう。
実験結果でも立証されていますが、仮に雷が車に落ちても金属面からタイヤに伝わり、路面へと電気が通過していきます。
なので、車で外出している場合に雷が近づいてきた時は車内にいるのが最も安全です。
ただし、窓ガラスに身体を接触させないようにだけは気をつけましょう。
サンルーフ付きのミニバンなどは出来るだけガラス面に近寄らないように低い姿勢でいることが大切です。
くれぐれも、小さいお子さんが車内で立つことがないようにしてくださいね。
雷雲は発生してから15分程でその場所を通過すると言われています。
そのため、近くにきたな・・・と思ったら、慌てず、できるだけ移動せずに雷が通りすぎるのを待つことが大切です。