稲沢の国府宮で、毎年選ばれる「神男」に厄払いを求めて、約1万人の男性たちが激しくぶつかり合う事で有名な「はだかまつり」。
本記事では、2026年版として最新情報を意識しながら、初めての方でも安心して楽しめるよう、日程・見どころ・注意点までをわかりやすくまとめています。
目次
国府宮はだかまつり2026年の日程はいつ?
国府宮はだかまつりは毎年「旧暦正月13日」に行われるため、開催日は年によって変わります。2026年の日程は3月1日(日)です。
正式には「儺追神事(なおいしんじ)」と呼ばれる厄払いの神事です。
裸に近い姿の男性たちが神男に触れることで厄を落とすとされ、毎年多くの参加者と見物客でにぎわいます。
テレビなどで激しい場面が紹介されがちですが、実際は長い歴史と多くの神事に支えられた、格式あるお祭りです。
国府宮はだかまつりは当日だけじゃない!全体の流れ
●儺追神事(はだか祭)標柱建式旧正月2日
「儺追神事」と「平成〇年〇月〇日」と書いた標柱(しめばしら)と呼ばれる柱を、第二鳥居前と楼門前の二ヵ所に建てます。
この場所に、この日時で儺追神事をしますよ。と、いうお知らせのようなものです。
●儺負人(神男)選定式旧正月2日
神男を決める儀式です。
志願する男性を集めて、おみくじで神男を決めます。
●大鏡餅餅米洗旧正月6日
●大鏡餅餅搗(おおかがみもちもちつき)
お供え物の大鏡餅に使用する50表の餅をお払いし、飾り付けの日まで大切に保管します。
この日は昼頃になると、その年の「神男」が登場するのですが、どこから登場するのかは参加者にもわかりません。
●儺負人(神男)参籠(なおいにん(しんおとこ)さんろう)
おみくじで決められた神男が午後五時に親族に送られ、儺追殿に入ってから三日三晩かけて体を清めます。
●土餅搗神事並秘符認(つちもちつきしんじならびにひふしたため)
夜儺追神事で神男に背負わせ追放する神聖な土餅を宮司が搗きます。
●大鏡餅飾付旧正月11日
大型のトラックに大鏡餅を積み込み、大鏡餅の飾り付けをします。
●大鏡餅奉納(おおかがみもちほうのう)
お祓いをして奉納のパレードを行います。
●庁舎神事(ちょうやしんじ)
「一宮真清田神社・二宮大縣神社・三宮熱田神宮・総社尾張大國霊神社」の四柱の神様を招き、天下泰平・悪疫退散・五穀豊穣を祈る儺追神事の前夜祭にあたる神事を行います。
●儺追神事(はだかまつり)
いよいよこの日がはだかまつり当日です!
●夜儺追神事(よなおいしんじ)
昼間のお祭りが終わり、早朝の3時に神男の背中に土持を背負わせます。
●大鏡餅餅切始(おおかがみもちもちきりはじめ)
お祓いを終えると、大鏡餅を切り分けてから一般の人に配ります。この餅には夏病みをしないという信仰があり、毎年たくさんの方がお持ちを買うための行列を作ります。
●的射神事(まといしんじ)
「おまとう」とも言われる、儺追関連の終幕を飾る神事を行います。
「尾張大國霊大神・大御霊大神・宗形大神」の三柱の神様を招き、悪疫退散・産業繁栄をお祈りし、その後「山・谷・星」の的に矢を射って、魔を祓う特殊な神事です。
●なおい茶会
薬用とされてきたお茶を通じて、「はだかまつり」の厄災除けの信仰を生かし、「儺追」の一行事として催しているお茶会です。
開催時間は、10:00より15:00まで、茶券は当日券2,500円となります。
はだかまつりは当日だけの行事と思われがちですが、実は前後約10日以上にわたり、さまざまな神事が行われます。
神男の選定から始まり、餅に関する儀式や前夜祭など、一つひとつに意味があります。
これらを知っておくと、当日の見学がより深く楽しめます。
儺追神事標柱建式と神男選定
祭りの始まりを告げるのが標柱建式です。
これは「この場所・この日程で神事を行います」というお知らせの役割を持ちます。
同じ日に行われる神男選定では、志願者の中からくじによって神男が決められます。
選ばれた方は、その年の厄を一身に受ける大役を担います。
大鏡餅にまつわる神事
祭りの期間中には、大鏡餅を作り、清め、奉納する一連の行事があります。
大きな鏡餅は神様へのお供えであり、地域の無病息災を願う象徴でもあります。
神男が人知れず登場する場面もあり、静かな緊張感が漂う行事の一つです。
神男の参籠と夜の神事
神男に選ばれた方は、祭りまでの数日間、身を清めるために参籠します。
食事や行動にも制限があり、心身ともに整える大切な期間です。
夜には土餅に関する神事も行われ、目立たないながらも重要な意味を持っています。
はだかまつり当日と夜儺追神事
当日は昼間に多くの人が集まり、神男を目指して激しいもみ合いが行われます。
深夜から早朝にかけて行われる夜儺追神事では、土餅を背負った神男が厄を背負い、神事が締めくくられます。
昼とは違う厳かな雰囲気も特徴です。
餅切り始めと的射神事
神事の後には、大鏡餅を切り分けて配る餅切り始めがあります。
このお餅には健康祈願の意味が込められており、毎年多くの人が列を作ります。
最後に行われる的射神事では、矢を放ち邪気を払うことで、祭り全体が締めくくられます。
国府宮はだかまつりとは:由来や歴史について
はだかまつりの正式な名前は「儺追神事(なおいしんじ)」と言い、毎年旧正月の13日に行われている厄払いのお祭りです。
今から1250年前に、奈良時代の神護景雲元年(じんごけいうん)と呼ばれる日本の元号(767年)のときに、称徳天皇の命令により全国の国分寺で厄払いが行われました。
そのとき、尾張国司が神様を集めて祀った神社である、尾張大國霊神社にも厄払いをしたことが始まりとされています。
今のような「はだかまつり」となったのは江戸時代末期の頃で、裸の男性たちのもみ合いになるこの形は、江戸時代末期の「儺負捕り」から受け継がれたものなのです。
神男と呼ばれるその年の代表になる男性は、おまつりの4日前までには決められて、お祭り当日まで身を清めるために体毛をそり落として、食事がご飯とたくあんのみで儺追殿に三日間も篭ります。
こうやって、体を清められた神男は、直接触ると厄が落ちると言われていて、はだかまつりに参加している男性たちは、この神男に向かって一斉にもみ合いを始めるというわけなんですね。
ちなみに、はだかまつりに参加できない老若男女は儺追布と呼ばれるものに住所・氏名・生年月日を書いて、参加するはだかの男性たちに厄落としの代役をお願いする事もできます。
国府宮はだかまつりの神男とはどんな存在?
神男は、その年の厄を一身に受ける特別な存在で、事前に選ばれ、厳しい身清めを経て祭りに臨みます。
直接触れることで厄が落ちると信じられており、多くの参加者が神男を目指します。
その覚悟と責任の重さは、簡単に言葉では表せません。
見どころは神男だけではありません
はだかまつりの魅力は、神男を中心としたもみ合いだけではありません。
掛け声や太鼓の音、白装束の人々の動きなど、会場全体が一体となる雰囲気も大きな見どころです。
遠くから眺めるだけでも、祭りの熱気は十分に伝わってきます。
見学する際の注意点
見学は誰でも可能ですが、混雑する時間帯や場所には注意が必要です。
もみ合いの中心付近は危険な場合もあるため、少し離れた場所からの見学がおすすめです。
係員の案内に従い、無理のない範囲で楽しむことが大切です。
国府宮はだかまつりのアクセス方法と交通規制
名鉄本線「国府宮駅」下車:徒歩3分
JR東海道本線「稲沢駅」下車:徒歩15分
国府宮へは名鉄国府宮駅から徒歩数分と、公共交通機関でのアクセスが便利です。
当日は広範囲で交通規制が行われ、駐車場も限られます。
そのため、電車を利用し、時間に余裕を持って行動するのがおすすめです。
はだかまつり当日は、車を停める駐車スペースが少く、会場は駐車禁止になっています。
そのため、国府宮よりも手前の駅周辺に車を駐車してから、電車で会場まで行くことをおすすめします。
また、当日の10:00~18:00は交通規制がかかっていますので、注意が必要です。
交通規制情報:https://www.konomiya.or.jp/access
当日は昼前後が特に混雑しやすく、駅周辺も人が多くなります。
比較的落ち着いて見られるのは開始前の時間帯や、少し離れた通路沿いです。
余裕を持って到着し、時間に追われない行動を心がけると安心です。
国府宮はだかまつりのよくある質問
初めて行くときは「いつ行けばいい?」「どこで見れば安心?」など不安が出やすいものです。
ここでは、よく聞かれる疑問をQ&A形式で丁寧にまとめました。
Q. 毎年の日程・開始時間は、どこで確認すればいい?
はだかまつりは旧暦で日付が決まるため、毎年カレンダー上の開催日が変わります。
いちばん確実なのは、尾張大國霊神社(国府宮)の公式発表を確認することです。
発表後は「当日の主な時間帯」や「交通規制の時間」も掲載されることが多いので、出発前に最新情報を見ておくと安心です。
Q. 雨や雪でも開催されますか?中止になることはある?
屋外行事なので天候は気になりますが、伝統行事は小雨程度なら実施されることがよくあります。
ただし、強風・大雪など安全に影響する場合は内容変更や制限が入る可能性もあります。
天気予報だけで判断せず、当日朝を含めて公式のお知らせを確認し、無理のない計画にしてください。
Q. 初めての見学は、どこで見るのが安全ですか?
もみ合いが起きる中心付近は迫力がある反面、人の流れが急に変わることがあります。
初めてなら、通路の端や少し離れた位置など、退避しやすい場所から見るのがおすすめです。
係員の誘導や規制線には必ず従い、写真撮影に夢中になりすぎず、周囲の動きに目を配ると安心して楽しめます。
Q. 見学は無料?チケットは必要ですか?
一般的に、境内周辺での見学そのものに入場チケットが必要になるケースは多くありません。
ただし、年によっては観覧エリアの運用や立ち入り範囲が変わることも考えられます。
また、餅切り始めで配られるお餅などは、頒布方法が決まっている場合があります。
費用がかかるかどうかは、現地の案内や公式告知を基準に確認してください。
Q. 車で行けますか?駐車場と交通規制はどう考える?
当日は周辺道路が混みやすく、時間帯によって交通規制が行われます。
会場近くは駐車できる場所が限られるため、公共交通機関の利用が基本的に安心です。
どうしても車の場合は、少し離れた駅周辺やコインパーキングに停めて電車で向かう方法が現実的です。
帰りの混雑も見込んで、到着・撤退の時間を早めに設定しておくと落ち着いて動けます。
まとめ
国府宮はだかまつりは、長い歴史と多くの人の思いが込められた特別な行事です。
ものすごい数の男性たちがぶつかり合う光景を見ると、あの中に飛び込んでいく男性の勇ましさに圧倒されてしまいます。
時には、はげしくもみ合いすぎてしまい、男性たちのふんどしが脱げてしまうこともあるそうです^^;
そんな激しいもみ合いやぶつかり合いを、実際に目で見ることができたらどんな感情が沸き起こるのでしょうか?
はだかまつり当日ですが、まだまだ寒い冬の時期に行われるお祭りなので、防寒対策をしっかりとしてお出かけくださいね!





