郵便受けに届いた郵便物を見たら、料金不足のスタンプやお知らせが付いていて「これって私が払うの?」「払わなかったらどうなる?」と戸惑うことがあります。
とくに、未納不足のハンコだけが押されている、料金不足のお知らせハガキがない、気づいたら10日以上経っていた、といったケースでは、どう対応すればよいのかわかりにくいものです。
郵便料金不足の郵便物には、受取人が不足額を支払って受け取る場合のほか、受取拒絶をする場合や、差出人へ返送される場合があります。
ただし、郵便物の種類や現在の状態によって扱いは同じではありません。
この記事では、郵便料金不足を払わなかった場合の扱いから、支払い方法、受取拒否、返送された場合まで、順番にわかりやすく解説します。
郵便料金不足を払わなかったらどうなる?
| 状況 | 主な扱い |
|---|---|
| 不足料金を支払って受け取る | 対象となる郵便物は、不足している金額を支払って受け取れる |
| 受け取りたくない | 開封前などの条件を満たせば受取拒絶できる場合がある |
| 受取人へ交付できない | 差出人へ返送される場合がある |
| 料金不足で差出人へ返送 | 差出人側で不足している金額を支払う扱いになる |
料金不足の郵便物が届くと、「このまま払わなかったらどうなるの?」と不安になりますよね。
基本的には、特殊取扱ではない料金不足の郵便物は、受取人が不足している金額を支払えば受け取れる仕組みです。
一方で、受取人に交付できない場合などは差出人へ返送されることがあります。
まずは、受け取る場合と返送される場合の違いを整理しておきましょう。
料金不足でも受取人が支払って受け取れる場合がある
切手が足りない郵便物は、すべて差出人へ戻されるとは限りません。
日本郵便の内国郵便約款では、料金が支払われていない、または料金が不足している郵便物のうち、特殊取扱ではないものについて、受取人が必要な金額を支払った場合は受取人へ交付する仕組みが定められています。
つまり、
「料金が足りない=必ず差出人へ返送」
というわけではありません。
普通の手紙やハガキなどで料金が不足していても、状況によっては受取人側で不足分を負担して受け取れることがあります。
ただし、書留などの特殊取扱を付けた郵便物については、この一般的なルールだけでは判断できません。
郵便物の種類も確認しておきましょう。
受取人が不足料金を支払わない場合の扱い
料金不足のお知らせが付いた郵便物を見て、「自分が出した郵便物ではないのに、どうして支払うの?」と感じる方もいるでしょう。
受取人がすべての料金不足郵便物について必ず不足額を負担しなければならない、という意味ではありません。
受け取りたくない郵便物であれば、開封前などの条件を満たすことで受取拒絶できる場合があります。
一方、すでに郵便受けへ配達され、料金不足のお知らせが付いている場合は、その案内を確認して対応します。
何もせず長期間放置するより、受け取るのか、受取拒絶できる状態なのかを早めに確認しておくと安心です。
料金不足の郵便物が差出人に返送されるケース
日本郵便の約款では、受取人へ交付することができない郵便物は、原則として差出人へ返還することになっています。
料金不足についても、受取人が不足分を支払って受け取るケースだけではなく、差出人へ戻るケースがあります。
ただし、料金不足を支払わなかった瞬間にすべて自動的に返送される、と考えるのは正確ではありません。
すでに郵便受けへ届いているのか、まだ郵便局で扱われているのか、受取拒絶をするのかなど、郵便物の状態によって対応が変わります。
郵便料金不足の支払い方法
| 状況 | 確認したいこと |
|---|---|
| 料金不足のお知らせがある | 記載されている不足額と支払い方法を確認 |
| 不足額がわからない | 郵便物を手元に用意して郵便局へ確認 |
| お知らせを紛失した | 配達を担当する郵便局などへ相談 |
| 支払い方がわからない | 自己判断せず案内内容や郵便局で確認 |
不足料金を支払いたいときは、郵便物に付いている案内や表示を最初に確認しましょう。
案内の形式は郵便物の状態や配達時の取扱いによって異なるため、書かれている内容に沿って対応するのが基本です。
金額が読めない、案内をなくした、どう支払えばよいかわからないときは、自己判断で済ませず、郵便物を手元に用意して郵便局へ確認すると安心です。
料金不足のお知らせがある場合の確認方法
料金不足のお知らせが付いている場合は、まず記載されている内容を確認します。
不足している金額だけでなく、支払い方法について案内が記載されていることがあります。
たとえば、お知らせに不足分の切手を貼る方法などが案内されている場合は、その内容に沿って対応します。
案内の形式は必ずしも同じとは限らないため、「料金不足なら必ずこの方法」と決めつけず、手元に届いた案内を確認することが大切です。
郵便局の窓口で確認する場合
料金不足のお知らせを読んでも対応方法がよくわからない場合は、郵便局の窓口で確認する方法があります。
その際は、できれば料金不足となっている郵便物と、付いていたお知らせを一緒に持参しましょう。
「ハンコはあるけれど金額が書かれていない」「どの切手を用意すればよいのかわからない」といった場合も、現物があるほうが状況を伝えやすくなります。
郵便物の種類によって扱いが異なることもあるため、迷ったまま処理するより確認したほうが確実です。
不足料金がいくらかわからない場合はどうする?
スタンプは押されているのに、不足額がどこにも書かれていないことがあります。
この場合、見た目だけで不足料金を推測するのはおすすめできません。
郵便料金は、郵便物の種類だけでなく、サイズや重さ、オプションサービスなどによって変わります。
差出時にいくら分の料金が支払われていたのかも関係するため、金額がわからない場合は郵便局へ確認しましょう。
料金不足のお知らせを紛失した場合はどうする?
料金不足のお知らせをうっかり捨ててしまったり、どこかへ紛失してしまったりすることもあります。
その場合は、郵便物そのものを処分せず、手元に残した状態で郵便局へ相談しましょう。
郵便物に押されているスタンプや表示などから確認できることもあります。
どこの郵便局へ確認すればよいかわからない場合は、まず配達を担当している郵便局へ問い合わせると状況を伝えやすいでしょう。
「未納不足」のハンコ・スタンプだけで届いた場合
郵便物に「未納不足」などのハンコやスタンプがあるのに、金額の案内やハガキが見当たらないと、何をすればよいのか迷ってしまいます。
スタンプだけでは、不足額や具体的な対応方法まで読み取れないことがあります。
まずは郵便物の表裏や添付物を確認し、それでもわからない場合は、郵便局へ郵便物の状態を伝えて確認するのが確実です。
ハンコだけで不足金額が書かれていない場合
「未納不足」といった表示があっても、不足金額がはっきりしないのであれば、自分で金額を予想して処理する必要はありません。
最初に郵便物の表面と裏面を確認し、別のスタンプや付せん、案内が付いていないか見てみましょう。
それでも金額が確認できなければ、郵便局へ問い合わせるのが確実です。
スタンプがあること自体は料金に関する確認が必要な手がかりになりますが、スタンプだけを見て不足額まで判断することはできません。
料金不足のお知らせが入っていない場合
料金不足と思われる郵便物なのに、お知らせのハガキや案内が見当たらないこともあります。
まずは封筒などに付いている付せんや表示を確認してください。
郵便物と別々になってしまった可能性がある場合は、郵便受けの中や一緒に届いた郵便物も確認してみましょう。
それでも案内がない場合は、郵便物を手元に用意したうえで郵便局へ確認すると安心です。
ハガキなしでも放置せず内容を確認する
案内がないと、「ハガキが入っていないなら何もしなくていいのかな」と考えてしまうかもしれません。
ただ、料金不足を示す表示があるのであれば、案内がないことだけを理由に放置するのは避けたほうがよいでしょう。
とくに郵便物をそのまま受け取るつもりであれば、不足額や対応方法を確認しておくと後から迷わずに済みます。
反対に受け取りたくない場合は、開封してしまう前に受取拒絶について確認してください。
郵便料金不足の郵便物を受取拒否したい場合
| 状態 | 受取拒絶の考え方 |
|---|---|
| 未開封の郵便物 | 所定の方法で受取拒絶できる場合がある |
| 開封済み | 原則として受取拒絶できない |
| 日本郵便が配達したものではない | 日本郵便の受取拒絶方法の対象外 |
| 受取拒絶する | メモなどに必要事項を書き、郵便物へ貼り付けて返す |
料金不足の郵便物だからといって、必ず受け取らなければならないわけではありません。
日本郵便が配達した郵便物等は、一定の方法で受取拒絶できる場合があります。
ただし、開封後は原則として受取拒絶できないため、差出人や内容に心当たりがなく、受け取るか迷っているときは、封を開ける前に判断することが大切です。
手順もあわせて確認しましょう。
郵便物は受取拒絶できる場合がある
日本郵便が配達した郵便物等は、受け取りたくない場合に受取拒絶できる仕組みがあります。
これは料金不足の郵便物に限った制度ではありません。
たとえば、心当たりのない郵便物が届き、受け取りたくない場合にも利用できます。
ただし、すでに開封してしまった郵便物は原則として受取拒絶できません。
「誰から届いたのかわからないので、まず中を見てから決めよう」と開けてしまうと、受取拒絶できなくなるため注意しましょう。
受取拒絶するときの書き方と返し方
日本郵便の案内では、受取拒絶をする場合、メモや付せんなどに
- 「受取拒絶」の文字
- 受け取りを拒絶する人の署名または押印
を記載して郵便物へ貼り付けます。
そのうえで、配達担当者へ渡す、郵便局の窓口へ持っていく、郵便ポストへ投函するといった方法があります。
郵便物そのものに直接大きく書き込むのではなく、必要事項を書いたメモや付せんを貼る方法として案内されています。
開封してしまった場合は受取拒絶できる?
原則として、開封後の郵便物は受取拒絶できません。
封筒を開けて内容を確認した後で「やっぱり受け取りたくない」と考えても、日本郵便が案内している通常の受取拒絶の方法は利用できないため注意が必要です。
料金不足かどうかにかかわらず、受取拒絶を考えている郵便物は、まず開封しないことがポイントです。
受取拒絶した郵便物はどこへ戻る?
日本郵便の案内では、所定の方法で受取拒絶された郵便物等は、差出人へ返還されます。
受取拒絶と、不足料金を払わずそのままにしておくことは同じ手続きではありません。
「受け取りたくない」という意思がある場合は、開封前に正式な受取拒絶の方法で対応するほうがわかりやすいでしょう。
料金不足で差出人に返送されたらどうなる?
料金不足の郵便物が差出人へ戻った場合は、返還理由を確認してから次の対応を考えます。
料金不足で返還される郵便物については、差出人が不足している金額を支払う扱いが定められています。
また、同じ郵便物をもう一度送りたい場合は、返還されたものをそのままポストへ入れ直せばよいとは限りません。
再差出しの方法も確認しておきましょう。
料金不足で差出人に戻る場合
日本郵便では、受取人へ交付できない郵便物を差出人へ返還するルールがあります。
また、料金の未払い・不足についても、受取人が必要な金額を支払って受け取った場合などを除き、返還の対象となることがあります。
差出人として郵便物が戻ってきた場合は、まず郵便物に付いている返還理由を確認しましょう。
料金不足以外にも、あて先不明や保管期間の経過など、郵便物が戻ってくる理由はいくつかあります。
返送された場合は誰が不足料金を支払う?
料金未払または料金不足の郵便物を差出人へ返還する場合、日本郵便の約款では差出人が支払うべき金額を支払う扱いになっています。
つまり、
受取人へ届いた場合は受取人が不足額を支払って受け取るケースがある一方、差出人へ返還される場合には差出人側で料金を精算するケースがある
ということです。
最初から必ず受取人が負担する仕組みではない点を覚えておくと、料金不足郵便の流れがわかりやすくなります。
料金不足で戻ってきた郵便物を再発送する方法
郵便物が戻ってきたあと、同じ相手へ送り直したい場合は、返還理由を解消して再度差し出します。
日本郵便では、一般的な返還郵便物の再差出しについて、ハガキの場合は返還理由の表示を二重線で消し、必要に応じて宛先を訂正し、見やすい場所へ赤字で「再差出し」と記載して、改めて必要な切手を貼る方法を案内しています。
ハガキ以外では、新しい封筒を用意し、必要な宛先を書いて改めて切手を貼って差し出す方法が案内されています。
返還理由によって必要な対応が異なるため、まず何が原因で戻ったのかを確認してください。
差出人の住所が書かれていない場合はどうなる?
差出人の住所や氏名を書かずに郵便物を出すと、返送が必要になったときに差出人を特定できないことがあります。
内国郵便約款では、差出人がわからないなどの理由で返還できない郵便物について、日本郵便が郵便物を開いて確認する場合があると定められています。
それでも配達も返還もできない場合は、日本郵便で保管されます。
有価物ではないものについては、保管開始から3か月以内に交付を求める人がいない場合、棄却する取扱いも定められています。
万が一の返送に備える意味でも、郵便物には差出人の住所と氏名を書いておくと安心です。
なぜ料金不足でも受取人に届くことがあるの?
切手が足りていないなら、そのまま差出人へ戻りそうに思えますが、料金不足でも受取人まで届くことがあります。
これは、特殊取扱ではない料金未払・料金不足の郵便物について、受取人が必要な金額を支払った場合に交付できる仕組みがあるためです。
ただし、「料金受取人払」という正式なサービスとは別物なので、言葉が似ていても混同しないようにしましょう。
料金不足郵便物の基本的な仕組み
料金不足の郵便物については、日本郵便の内国郵便約款第82条に取扱いが定められています。
対象となるのは、料金未払または料金不足で、特殊取扱としない郵便物です。
この条件に当てはまる郵便物では、受取人が支払うべき金額を支払った場合に受取人へ交付できます。
そのため、切手が少し足りなかった郵便物が、差出人へ戻らず受取人側まで届くことがあるのです。
「料金不足」と「料金受取人払」は別のもの
名前が似ているため間違えやすいのですが、料金不足郵便と、日本郵便の「料金受取人払」は別の仕組みです。
料金受取人払は、あらかじめ郵便局から承認を受け、所定の表示をした封筒やハガキなどを使う正式なサービスです。
アンケートの返信用封筒などで見かけることがあります。
一方、料金不足郵便は、本来支払うべき郵便料金が足りなかった郵便物の取扱いです。
たまたま切手が不足した郵便物が、自動的に「料金受取人払」というサービスへ変更されるわけではありません。
「不足料金受取人払」は正式なサービス名?
自治体などの案内で「不足料金受取人払」という表現を見かけることがあります。
ただし、日本郵便が正式なサービス名称として案内しているのは「料金受取人払」です。
料金不足郵便については、内国郵便約款で「料金未払又は料金不足の郵便物の取扱い」として別に規定されています。
そのため、「不足料金受取人払」という言葉を見かけても、日本郵便の「料金受取人払」というサービスと同じものだと考えないほうがわかりやすいでしょう。
書留・速達・レターパックが料金不足の場合
| 郵便物 | 料金不足時に確認したいこと |
|---|---|
| 普通の手紙・ハガキなど | 特殊取扱がなければ料金不足郵便の一般的な規定を確認 |
| 書留など | 特殊取扱のため、普通郵便と同じ扱いとは限らない |
| 速達 | 料金不足について別の規定がある |
| 旧料金のレターパック | 現在の料金との差額分の切手を貼れば利用可能 |
書留や速達、レターパックは、普通の手紙やハガキと同じように考えないほうが安心です。
内国郵便約款の料金不足郵便に関する一般的な規定は「特殊取扱としないもの」を対象としており、速達には料金不足時の別の規定があります。
レターパックも専用封筒を使うサービスなので、旧料金の封筒を利用する場合などは、現在の料金との差額を確認してから差し出しましょう。
書留など特殊取扱の郵便物は扱いが異なる
書留や特定記録などは特殊取扱にあたるため、普通郵便の料金不足について定めた第82条を、そのまま同じように当てはめることはできません。
そのため、
「普通の手紙が料金不足で届いたときはこうだったから、簡易書留でも同じ」
とは考えないほうが安全です。
特殊取扱の付いた郵便物で料金不足が気になる場合は、郵便物の種類を伝えて郵便局へ確認してください。
速達が料金不足だった場合
速達は特殊取扱ですが、料金不足について別の規定があります。
内国郵便約款第101条では、速達で、ほかの特殊取扱が付いていない郵便物について一定の条件を満たしている場合、受取人が不足している金額を支払えば受け取れる取扱いが定められています。
ただし、どのような料金不足でも同じ扱いになるわけではありません。
支払済みの料金額について条件があるため、実際の郵便物で判断に迷った場合は郵便局へ確認しましょう。
レターパックの料金が不足している場合
古い料金のレターパックが自宅に残っていることもありますが、旧料金だからという理由だけで捨てる必要はありません。
現在、日本郵便ではレターパックプラスは600円、レターパックライトは430円です。
旧料金のレターパックについては、現在の料金との差額分の切手を貼ることで利用できます。
差額の切手は、レターパックの料額印面の下へ貼るよう案内されています。
料金改定後は金額が変わる可能性があるため、古いレターパックを使うときは差し出す時点の料金を確認してください。
郵便料金不足で困ったときのケース別対処法
| 困っている状況 | まず確認すること |
|---|---|
| ハンコだけ押されている | 金額や案内がほかに記載されていないか確認 |
| ハガキがない | 郵便物を保管し、必要なら郵便局へ確認 |
| 何日も経過した | 手元の案内に期限の記載がないか確認 |
| 10日過ぎた | 何についての10日なのか確認 |
| 差出人が不明 | 受け取るか受取拒絶するか開封前に検討 |
| 開封してしまった | 通常の受取拒絶はできない点に注意 |
料金不足といっても、実際に困る場面はさまざまです。
「ハンコだけで案内がない」「ハガキをなくした」「気づいたら何日も経っていた」など、状況によって確認したいポイントは変わります。
ここでは、よくあるケースごとに考え方を整理します。
とくに「10日」という日数は料金不足の一律の支払期限とは限らないため、他の保管期間と混同しないことが大切です。
「未納不足」と押印されているだけの場合
「未納不足」などの表示だけがあり、不足金額も支払い方法もわからない場合は、まず郵便物全体を確認しましょう。
別の場所に金額が記載されていたり、案内が付いていたりする可能性があります。
何も確認できない場合は、スタンプだけから自己判断せず、郵便局へ問い合わせるのがおすすめです。
料金不足のハガキが入っていない場合
料金不足のハガキが見当たらない場合も、郵便物に料金不足を示す表示が残っているのであれば、そのままにせず確認しておきましょう。
ハガキがないからといって、「不足料金がなくなった」と判断することはできません。
郵便物を捨てずに保管し、スタンプや付せんの内容を郵便局へ伝えて確認してください。
お知らせを受け取ってから日数が経っている場合
料金不足のお知らせを受け取ったものの、忙しくて数日経ってしまうこともあります。
まず確認したいのは、手元のお知らせに期限や具体的な指示が書かれているかどうかです。
記載がある場合は、その案内を優先して確認します。
期限が読み取れない、すでに過ぎている、対応できるかわからないという場合は、案内と郵便物を手元に用意して郵便局へ相談しましょう。
10日過ぎてしまった場合
「料金不足は10日以内に払わないといけない」と思われることがありますが、日本郵便の内国郵便約款にある「10日」が、すべての料金不足郵便物に共通する支払期限というわけではありません。
約款で確認できる10日は、受取人不在の郵便物について、受取人が留置期間の延長を申し出た場合の期間です。
通常の不在郵便物については、別に7日という期間が定められています。
そのため、
「10日過ぎた=料金不足の支払いができなくなる」
と一律には判断できません。
手元の料金不足のお知らせに具体的な期限が記載されている場合は、その案内を確認してください。
すでに10日を過ぎていて対応方法がわからなければ、郵便局へ問い合わせるのが確実です。
差出人が誰かわからない場合
差出人に心当たりがなく、さらに料金不足となっていると、「不足分を払ってまで受け取るべき?」と迷うこともあるでしょう。
受け取りたくない場合は、開封する前に受取拒絶を検討してください。
一度開封すると通常の受取拒絶はできないため、差出人が不明な郵便物ほど、先に判断することが大切です。
すでに郵便物を開封してしまった場合
開封してから料金不足のお知らせに気づくケースもあります。
開封後は、通常の方法による受取拒絶はできません。
そのため、料金不足のお知らせに沿って対応することになります。
不足金額や支払い方法がわからなければ、開封済みであることも含めて郵便局へ伝え、確認しましょう。
郵便料金不足を防ぐためにできること
料金不足は、差し出す前に料金・重さ・サイズを確認するだけでもかなり防ぎやすくなります。
とくに定形外郵便は、重さだけでなく大きさや厚さによって区分が変わるため、見た目だけで料金を決めるのは避けたほうが安心です。
また、郵便料金は改定されることがあります。
手元に古い切手やレターパックがあるときも、現在の料金との差額を確認してから使いましょう。
差し出す前に最新の郵便料金を確認する
以前と同じ大きさの封筒だからと、昔と同じ金額の切手を貼ってしまうと料金不足になることがあります。
郵便料金は改定されるため、しばらく郵便を利用していなかったときほど注意しましょう。
古い額面の切手そのものが使えなくなるという意味ではありません。
必要な郵便料金になるよう、複数の切手を組み合わせて使うこともできます。
差し出す前に日本郵便の最新の料金表を確認しておくと安心です。
重さだけでなくサイズも確認する
封筒の郵便料金は、重さだけを見ればよいとは限りません。
定形郵便物の大きさを超えると定形外郵便物となり、定形外でも規格内・規格外によって料金体系が異なります。
厚みのある小物を入れたときや、大きめの封筒を使ったときは、とくに注意が必要です。
自宅のはかりで重さを測る場合も、サイズや厚さまであわせて確認しましょう。
料金がわからない郵便物は窓口から差し出す
「定形で送れるのかわからない」「家のはかりだと重さがギリギリ」というときは、郵便局の窓口から差し出すと安心です。
窓口なら、その場で郵便物の重さやサイズを確認してもらえます。
わずかな重量差で料金区分が変わりそうな郵便物や、速達・書留などを付けたい郵便物は、ポストへ直接入れるより窓口で確認したほうが料金不足を防ぎやすくなります。
郵便料金不足に関するよくある質問
最後に、郵便料金不足について迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめます。
数円だけ足りない場合、ハンコだけ押されている場合、受取人が支払わない場合など、似ているようで扱いが少しずつ異なります。
郵便物の種類や表示によって判断が変わることもあるため、ここで基本を確認し、個別の状況がはっきりしないときは郵便局へ問い合わせるようにしてください。
数円だけの料金不足でも対応が必要?
不足額が数円であっても、料金不足であることに変わりはありません。
「少額だからそのままで大丈夫」とは考えず、料金不足のお知らせがある場合は記載内容を確認しましょう。
金額に疑問がある場合は、郵便局へ確認してください。
料金不足の郵便物は必ず受取人が払うの?
必ず受取人が支払うとは限りません。
特殊取扱ではない料金不足郵便物は、受取人が不足額を支払って受け取れる仕組みがありますが、受取人へ交付できず差出人へ返還されるケースもあります。
また、受け取りたくない郵便物であれば、条件を満たす場合に受取拒絶することもできます。
料金不足を支払わないと自動的に返送される?
すべてのケースで「支払わなければすぐ自動返送」と考えるのは避けましょう。
すでに郵便受けへ届いている場合と、まだ受取人へ交付されていない場合では状況が異なります。
料金不足のお知らせが手元にある場合は、その案内を確認することが先です。
ハンコだけ押された郵便物はどうすればいい?
まず、郵便物の表裏を確認して、不足金額や案内が記載されていないか探してみましょう。
ハンコしかなく、具体的な対応がわからない場合は、郵便物を手元に用意して郵便局へ確認するのが確実です。
ハガキなしの場合はどこに確認すればいい?
料金不足のお知らせが見当たらない場合は、配達を担当した郵便局などへ問い合わせてみましょう。
郵便物の種類、料金不足のスタンプに書かれている内容、届いた日などを伝えられるようにしておくと確認がスムーズです。
10日過ぎても確認できる?
10日がすべての料金不足郵便物に共通する支払期限というわけではありません。
手元のお知らせに期限が書かれている場合は、その記載を確認してください。
10日以上経っていて対応できるかわからないときも、自己判断で処分せず郵便局へ確認するとよいでしょう。
受取拒否と料金不足の支払い拒否は同じ?
同じではありません。
受取拒絶は、その郵便物自体を受け取らない意思を示す手続きです。
一方、不足料金を支払わないというだけでは、正式に受取拒絶をしたことにはなりません。
受け取りたくないのであれば、開封前に所定の受取拒絶方法で対応しましょう。
料金不足で返送された郵便物はもう一度送れる?
返送された郵便物でも、返還された原因を解消したうえで再び差し出すことはできます。
ただし、ハガキと封筒では日本郵便が案内している再差出し方法が異なります。
返還理由を確認し、不足料金だけでなく宛先などにも問題がないかチェックしてから送り直しましょう。
参考資料
この記事は2026年9月時点で確認できる日本郵便の公式情報をもとに、内容を独自に整理しています。


