楽しかった学生生活から、いよいよ社会人としてスタートを切る4月。

その新入社員に待ち受けている最初の檜舞台は、ずばり「新入社員の歓迎会」です。

それまで人事や総務の新卒担当しか上司との関り合いはなかったけれど、各配属先でまだ名前もうる覚えな状況で迎える歓迎会。

・挨拶はどんなことを言えばいいのだろう?

・挨拶は長すぎてもいけないけど、あっさりしすぎても印象が悪いのでは?

・歓迎会の場で気をつけるポイントってなんなんだろう?

恐らく新入社員であるあなたは、こうした不安でいっぱいなはず。

その不安を予め解消すべく、歓迎会を最高の形で終えるための情報をこれから説明していきます。

新入社員が歓迎会で挨拶すべき内容は?

ganbaru

まず、新入社員の歓迎会では、上司の酒の酔いも回らぬ内に挨拶をさせられるのが普通です。

そのため、歓迎会の挨拶は思った以上に後々の印象を決めるというのは、後々気づくことでもあります。

とはいっても、ここでウケを狙おうとしたり、いかにも私は仕事ができます!という雰囲気を出すのは、返って印象が悪くなってしまうのでやめましょう。

ありきたりな表現と感じるかもしれませんが、最初の挨拶としては

「社会に出たばかりのため、至らぬ点も多いですが、1日も早く皆様に追いつけるように一生懸命頑張ります!」

「なにぶん未熟な私なので、皆様の貴重なお時間を頂き、質問ばかりしてしまうと思いますが、どうかご指導と御鞭撻(べんたつ)の程よろしくお願いいたします。」

自分の誠意、相手に対する配慮の気持ちを言葉に盛り込むのがベストです。

どんなに背伸びをしても、社会人の経験や知識は上司の方が上。まずは謙虚な気持ちで挨拶をするという意識を持ちましょう。

挨拶の長さはどのくらいが適当なのか?

挨拶の内容もさることながら、長さはどのくらいが適当なのか?という不安もあることでしょう。

しかし、長さに関しては気持ちが伝われば、たとえ短くても全く問題ありません。

試しに30秒をスマホや携帯で計りながら自分が思う挨拶をしてみてください。30秒でもかなり長く感じるはずです。

自己紹介を含めても、1分を目安に挨拶の内容をまとめれば十分。

逆にそれ以上の長さは、聞いている相手にとっても負担になりますし、記憶にも残りません。

また、上司からすれば、毎年のように新入社員の歓迎会を経験しているわけですから、

短い時間で自分の思いをまとめられる新人の方が「できる」という印象を持たれる事を覚えておきましょう。

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これは気をつけておきたい歓迎会でのマナーやポイントとは

挨拶は確かに緊張するけれど、それだけでなく、

歓迎会はあなたを知ってもらう大切な場です。

トータルであなたの印象が決まってしまうリスクもありますので、以下のマナーはしっかりと抑えておきましょう。

1.時間に送れるのは言語道断

まず「ありえない」と書いておきますが、歓迎会への遅刻は全く持ってご法度です。

学生とは違い、時間を守ることはビジネスルールにおいて絶対的であることは飲み会の場でも一緒です。

仕事終わりの流れで歓迎会へという場合は問題ありませんが、そうでない場合は万が一の遅れに備えて早めの行動を絶対に心がけましょう。

2.歓迎会で座る場所は下座・上座?

最近では、下座・上座という言葉すらもよく分からない新入社員も多いように私の経験からも感じます。

歓迎会では必ず下座に座らなければならないということは全くありませんが、その意味と場所はきちんと理解しておくべき。

一般に、和室では床の間や床脇棚〔とこわきだな〕に近い席が上座、部屋の出入り口に近い席が下座となります。床の間がない部屋では出入り口から遠い席が上座、近い席が下座となります。また洋室では、暖炉や暖炉の飾り棚があれば、そちらに近い席が上座となります。出入り口から遠い位置にソファー(2人以上がゆったり座れるもの;1人掛けはアームチェア)がある場合もそれが上座です。
ソファーが上座になるのは、「2人分のスペースがある広いソファーに1人で座ってもらい、よりくつろいでもらいたい」という大切な客人や年配者などへの配慮が込められています。また出入り口に近い方が下座なのは、出入りが頻繁にあると落ち着かない気分になるため、大事な人を座らせるわけにはいかないからです。
(引用:日本文化いろは事典

恐らく、歓迎会の場ではあなたに最も年齢(社歴)の近い先輩が下座に座っていることが普通ですが、間違っても上座に座るのはNG。。

そうでなくとも、下座・上座のマナーを理解しておくだけでも相手に失礼のない態度を自然ととることができます。

歓迎会の翌日(次の出社日のお礼)を忘れずに

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歓迎会も無事終わり、あなたはとてもホッとしていることでしょう。

中には飲まされすぎて二次会の途中から記憶がない、という新入社員も毎年結構いるようです。

ただ、歓迎会が終わったからOKなのではなく、最も重要なのは歓迎会の翌日、または翌出社日なのです。

出社してから先輩や上司から声をかけられるよりまず先に、

「昨日(先日)の歓迎会は、ありがとうございました!」

と自ら声をかけていくようにしましょう。

これを実行できる新人は少ないので、進んで実行すれば先輩や上司からの印象はグッと上がります。

社会人になると窮屈なイメージを持つ方が多いですが、最初の入り方さえスムーズにいけば、その後は順調に行きます。

なので、歓迎会を1つのターニングポイントとして、社会人1年目の良いスタートダッシュを切っていきましょう!