最近SNSで話題の「クナーファ（Knafeh）」。
中東で古くから愛されている伝統スイーツで、とろけるチーズと甘いシロップの組み合わせがなんとも魅力的なんです。
焼きたての香ばしさと、ほのかに香るローズウォーターの香りが広がる瞬間は、まるで中東の市場を歩いているような気分になります。
見た目も華やかで、カットしたときにチーズがとろ〜っと伸びる様子はまさに“動画映え”するスイーツとして人気です。
この記事では、
- クナーファの歴史や由来、その背景にある文化
- どんな味で、どんな材料が使われているのか
- カルディや業務スーパーなどで実際に買えるのか
- おうちでも簡単に作れる方法やアレンジレシピ
などを、初心者さんにも分かりやすく、優しく丁寧にご紹介します。さらに、日本で味わえるお店情報や、おすすめの飲み物との組み合わせもお伝えします。
甘い香りに包まれながら、少し異国の風を感じるスイーツの旅に出かけてみましょう♪
「クナーファ」とは？
クナーファとは、中東や地中海沿岸の国々で古くから親しまれている伝統的なスイーツです。
サクサクした細い生地と、温かいチーズ、そして甘いシロップが重なり合って、なんとも贅沢な味わいになります。
国によって呼び方が少し違い、トルコでは「キュネフェ」、レバノンでは「クナーフェ」と呼ばれることもあります。
見た目はチーズケーキに似ていますが、食感も風味もまったく別物。日本ではまだ珍しいですが、徐々に人気が広がっています。
「クナーファ」の語源と歴史
起源は13世紀、イスラム王朝の宮廷スイーツ
クナーファの歴史はとても古く、13世紀ごろのイスラム王朝時代に誕生したと言われています。
当時は王族や貴族の間で楽しまれていた高級スイーツだったそうです。
名前の由来はアラビア語の「كنافة（Knafa）」で、「包み込む」という意味があるのだとか。
チーズを生地で包み、甘いシロップを染み込ませる様子にぴったりですね。
パレスチナ・レバノン・トルコ…地域ごとの違い
地域によって作り方や味が少しずつ違うのも魅力です。
たとえば、パレスチナのナーブルス地方では「ナーブルス・クナーファ」が有名で、トルコでは銅鍋で焼く「キュネフェ」が人気です。
お祝いの席で欠かせない存在
クナーファはラマダン明けのお祝いスイーツとしても親しまれています。
誕生日や結婚式などの特別な日にも登場することが多く、「幸せを運ぶお菓子」とも言われています。
「クナーファ」の材料と特徴
クナーファの基本は、3つの層からできています。
- サクサクの細麺状の生地「カターイフ（カダイフ）」
- とろける塩気のあるチーズ（モッツァレラなど）
- 甘いシロップ（ローズウォーターやオレンジフラワーで香りづけ）
この3つの素材が合わさることで、シンプルながらも奥深い味わいが生まれます。
カターイフは見た目が細い麺のような生地で、焼くとカリッと香ばしく、まるでパイ生地のようなサクサク食感に。
中東では手作りすることも多く、バターをたっぷり染み込ませて焼くのが伝統的なスタイルです。
チーズは地域によって種類が変わります。ナーブルス地方では独特の塩気を持つホワイトチーズを使い、トルコではモッツァレラやハルミチーズなどが使われることも。
日本では入手しやすいモッツァレラで十分美味しく作れます。
シロップにはグラニュー糖を溶かしたものに、ローズウォーターやオレンジフラワーウォーターを加えることで、華やかな香りをプラス。
ほんの少し加えるだけで、まるでお花のような香りが口いっぱいに広がります。
外はカリッと香ばしく、中はとろりとしたチーズ。そのコントラストがクセになる美味しさです。
さらに、仕上げにピスタチオを散らすと彩りも美しく、まるで異国のカフェにいるような気分になります。
おうちで作る場合も、オーブンやフライパンで簡単に再現できるので、初心者の方でも安心です。
本場流！「クナーファ」の食べ方と楽しみ方
温かいうちに食べるのが一番！
クナーファは焼きたてが最高においしいです。
外はサクサク、中はチーズがとろ〜っと伸びる瞬間がたまりません。
さらに、オーブンから出した直後の香ばしい香りとローズシロップの甘い香りが混ざり合って、まるで異国のカフェにいるような気分にさせてくれます。
ナイフを入れた瞬間にサクッと音がして、切り分けた断面からチーズがゆっくりと伸びていく様子は、見ているだけでも幸せになれるほど。
おうちで作るときは、食べる直前に温め直すと美味しさがよみがえります。
トッピングで自分好みに
ピスタチオを散らしたり、バニラアイスを添えたりするとより華やかに。
ローズシロップやはちみつを少しかけても、香りがふんわり広がっておすすめです。
さらに、クラッシュナッツやドライローズを飾ると、見た目も可愛らしく仕上がります。
中東ではオレンジピールやココナッツフレークを添えることもあり、甘みと香ばしさのバランスが絶妙です。
季節のフルーツを添えれば、ヘルシーで見た目にも華やかなデザートに変身します。
「クナーファ」はどこで買える？
カルディコーヒーファーム
カルディではクナーファ自体の常時販売はあまり見られませんが、「バクラヴァ」など中東系のお菓子が販売されていることがあります。
中東フェアや輸入食材フェアで登場することもあるので、時期をチェックしてみてください。
業務スーパー
業務スーパーでは、冷凍スイーツや中東食材の取り扱いが多いので要チェック！
店舗によっては、クナーファの材料である「カダイフ」が販売されていることもあります。
楽天・Amazonなど通販サイト
通販サイトでは「クナーファ 冷凍」「クナーフェ 手作りキット」などで検索すると、本場の味を自宅で楽しめる商品が見つかります。
口コミやレビューを参考に選ぶのがおすすめです♪
自宅で作れる！簡単「クナーファ」レシピ
「お店で見つからない…」という方は、おうちで作ってみましょう！
材料（2人分）
- カダイフ生地（または春雨で代用可） 100g
- モッツァレラチーズ 100g
- バター 大さじ2
- グラニュー糖 50g
- 水 50ml
- ローズウォーター（あれば少々）
作り方
- フライパンにバターを溶かし、カダイフ生地を軽く炒めます。
- 半分を敷き詰め、チーズをのせて残りの生地を重ねます。
- 弱火でじっくり焼いて、両面がこんがりしたらOK！
- 別鍋で作ったシロップをかけて完成
香ばしさと甘い香りが広がる、至福のひとときを楽しめます。
クナーファに合う飲み物
甘いクナーファには、無糖の紅茶やミントティーがぴったり。
中東ではアラビックコーヒーやトルココーヒーと一緒に楽しまれることが多いです。
甘さと苦味のバランスが最高なんです。
アールグレイやダージリンなど香り高い紅茶、シナモンやカルダモン入りコーヒーなどもおすすめ。
冷たいミントティーやレモンティーでさっぱり楽しむのも◎
日本で「クナーファ」が食べられるお店
東京や大阪には、中東スイーツを提供するカフェが増えています。
SNSで「クナーファ 東京」「クナーファ カフェ」などで検索すると、話題のお店が見つかるかも！
見た目も華やかで、写真映えするスイーツです。
最近では、東京・渋谷や新宿、恵比寿などのおしゃれなカフェや中東料理店でもクナーファを提供するお店が増加中。
大阪では梅田や心斎橋エリアに本格的な人気カフェも登場しています。
クナーファの魅力と人気の理由
チーズが伸びる映像や、カリッとした音がSNSで人気に火をつけたクナーファ。
異国情緒たっぷりで、食べるだけで旅行気分を味わえるのも魅力のひとつです。
香ばしいバターの香りとローズウォーターの優雅な香りが混ざり合う瞬間は、まるで中東の街角にいるよう。
SNSでも“チーズが伸びる瞬間”が話題になり、動画映えスイーツとして注目を集めています。
まとめ
クナーファは中東の伝統スイーツで、甘さと塩気のバランスが絶妙な一品です。
カルディや業務スーパー、通販で探してみたり、おうちで手作りしてみたり、いろいろな楽しみ方ができます。
異国のスイーツにチャレンジしてみたい方は、ぜひ一度クナーファを味わってみてくださいね。きっと新しいお気に入りになるはずです！
