日本のGDPを理解すれば景気動向と経済成長がわかってくる

GDPって言葉、学生の頃に学校の教科書やテストで出てきましたよね?

Gross Domestic Productの略称になりますが、日本語では国内総生産と言われます。

ニュースや新聞などで日本のGDPが低下したという話を見聞きすると、

漠然と不況といったマイナスイメージをあなたは持ってしまうと思いますが、

果たして「GDP低下=景気悪化」なのでしょうか。

今回はこのGDPを詳しく知ることで、われわれの生活がどう変わるのか、あるいは何を気をつけなければいけないのか。

こうしたテーマを掲げ、GDPについて深く関心を持っていただけたらと思っています。

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GDPとはどういったものか?GNI(GNP)との違いは何かを知ろう

GDP、いわゆる国内総生産と言われるものは、純粋に日本国内で一定期間に生産された物やサービスの「付加価値」の合計を金額で示したものです。

と、ここまでであなたがすべて理解できるようであれば、これからお話する話は読む必要はございませんからね^^;

でも、正直

付加価値の合計金額って意味不明じゃないですか???

トクする君はこれだけ聞いてもGDPについては全く分かりませんでした。。。

ということでGDPとは何かについて、視覚的にわかりやすく解説している動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。

いかがでしょうか?非常に分かりやすい説明でしたね^^

動画にもありましたがGDPには、日本企業が海外支店などで売り上げた物やサービスの付加価値の金額は含まれていませんので、

海外支店などの所得を合わせたものをGNI(国民総所得)と言います。トクする君が学校で習った時はGNP(国民総生産)と言ってましたが2000年に改められました。

日本の経済の先行きを考えうる上でGDPが話題に登る理由は、ここ1年間で新しく生産された付加価値の金額を目安にした時に、

前年よりも国内の生産力は向上したか?過去10年間と比較してどうだったか?というのが非常にわかりやすいんですね。

もう少し突っ込んで話をすると、付加価値には人件費や賃借料(家賃)なんかも含まれるんですね。

そのため、日本のGDPが右肩上がりであれば雇用や不動産価値も含めて日本経済は成長を続けている証になり、

反対に右肩下がりであれば景気は下降気味、雇用も不動産価値も悪化している、あるいは先行き不透明という指標になるわけなんです。

単純にGDPが良ければ日本経済は安泰と判断できるのか?

さて、GDPとはなんぞやと言うところの大枠がここまでで理解できたかと思います。

GDPは1年の経済成長を基準としていますが、実際には3ヶ月を1期として細かく成長率は公表され、その度にニュースになっていますね。

ちなみにこの記事を書いている2015年3月の時点では、2014年の10月~12月の実質GDPは前年の同時期に比べて0.03%マイナスとなっています。

あれ、なんか変だなと思いました?

そう思ったあなたはさすがです!!!

私は先ほど「実質GDP」がマイナスになったと表現しました。

実はGDPは、さらに細かく名目GDP(名目値)と実質GDP(実質値)に分類されるんです。

ますます混乱してきましたかね^^;

ちょっと身近なものを例題にしてこの2つのGDPを説明しますね。


トクする国(仮)では、この1年間で

車を1台50円で100台と大福1個5円を1000個生産することができました。

この場合、トクする国の1年間のGDPはどうなるでしょうか?

車:50円×100台=5,000円

大福:5円×1000個=5,000円

GDPの総額=1万円

ですね。

そして2年目になると、車は変わらず100台でしたが、大福は1200個生産できました。

ただ、原料の米が値上がりしたため、大福は前年よりも3円高い1個8円で販売しました。

2年目の1年間ではGDPはどうなったかと言えば、

車:50円×100台=5,000円

大福:8円×1200個=9,600円

GDPの総額=1万4,600円

1年目と比べて1.46倍増えました。著しい経済成長ですね!

・・・でもちょっと待てよ。原材料が上がってる分ってマイナスなんじゃないの???

そうなんです。この計算で求められるGDPは原料の値上がり分も含めた数値になります。これを名目GDPと言います。

では、前の年の販売額に準じて計算しなおした場合にはどうでしょうか。

車:50円×100台=5,000円

大福:5円×1,200個=6,000円

GDPの総額=1万1,000円

金額的には確かに増加はしていますが、1.1倍と思ったほどGDPは伸びていないことが分かります。この値を実質GDPと言うんですね。


国の経済成長を見ていく場合には前年対比が基本となるため、実質GDPを基準としているのがほとんどになります。

また、名目GDPと実質GDPに開きがあれば、それだけ物価上昇(インフレ)が見られていることになります。

これを数値化したものをGDPデフレーターと呼びますが、1%以上でインフレと判断されます。

つまり、トクする国は経済成長を喜ぶのではなくて、物価上昇を懸念する必要があったという訳ですね^^;

このように名目GDPと実質GDPの違いを理解していれば、単純にGDPが上昇した、低下したという情報だけに一喜一憂するのではなく、

物価の変動も総合的に考えて、日本の景気動向を冷静に判断していく眼を持つことができるようになる訳です。

GDPの低下で日本経済、私たちの生活に受ける影響は?

suji

2014年10月時点でのデータでお話しますと、日本のGDPは2010年に比べて緩やかに上昇しています。

ただGDPのデフレーターは約0.92%とバブル崩壊後の1993年の1.1%に比べると現在ではデフレが問題視されていますよね。

インフレも駄目だしデフレもだめなら一体どうすればいいんだよ!

と思わず言いたくなりますが、トクする君個人的にはインフレを抑える方がよっぽど大変だと思っています^^;

物価を上げるのって金融政策である程度コントロールできますからね。

そういう意味で、今はまさに日本の政治や日銀の政策の腕の見せ所なのではと思っています。

世界の名目GDPでは2013年3位の日本。それに対して経済成長率は138位。

失われた20年から停滞期の現在。そしてこれから上昇してくれるであろう日本経済のカギを握るのは1人当たりのGDPを増やすことではないでしょうか。

そのためには、超高齢化社会の現実と子供の在り方(少子化・教育)が最も重要になってきますよね。

こうした問題は、若い頃のように決して無関心ではいられないと、年齢を重ねる度にひしひしと感じています。

あなたもこの機会にGDPを理解して、日本経済について考える時間をぜひ一度設けてみてくださいね!

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2 Responses to “日本のGDPを理解すれば景気動向と経済成長がわかってくる”

  1. 根保孝栄・石塚邦男 より:

    日本のgdp???ここ20年、失われた年月と言われて停滞して居た日本経済。アベノミクスの魔法で先行きが明るくなったのはなによりのこと。よりよい経済政策が低迷する経済にこれほど顕著に反映するとは思いもよらないことでした。安倍総理の右寄り思想は好きではないが、経済政策は高く評価したいです。ただ、これが長続きするかどうかが心配ですね。

    • 知って得する君 より:

      石塚さま

      コメントありがとうございます!
      知ってトクする君です。

      仰るとおり、失われた20年の第一線にいるものとしては、
      期待せざるをえない施策でしたし、実際経済が大きく動いたのは確かですよね。

      ただ、その一方で私たちの生活レベルでは
      「変わらない感」があるのもまた事実ですよね^^;

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