恥ずかしながら社会人1年目の夏まで、

土用の丑の日はなぜ牛を食べないでうなぎを食べるんだよ!

と訳もわからずヤキモキしていたトクする君(汗)

さらには、いつが土用の丑の日か覚えられないのは、もはや毎年のことです^^;

毎年ふと頭によぎる疑問について、今年の土用の丑の日は果たしていつなのかだろうか?

個人的な備忘録として、また丑の日に関する由来など、あなたにも役立つ情報を詳しく説明していきたいと思います。

2024年の土用の丑の日はいつ?

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さて、土用の丑の日と言えば、あなたは夏をイメージされることが多いのではないでしょうか。

実は春・夏・秋・冬に、それぞれ土用の丑の日は存在します。

「うなぎ=夏バテ防止」という一般的なイメージが広く世に根付いていることから、

とくに夏の土用の丑の日に、うなぎを積極的に食べてもらおうという、販売側の意図もあるんですね。

私たちもうなぎを食べれば、なんとなくパワーがみなぎる感じもしますからWin-Winかもしれないですが^^

では、今年2024年(令和6年)はどうかといえば、

冬: 1月26日

春: 4月19日・5月1日

夏: 7月24日・8月5日

秋: 10月28日

と夏のイメージが強い土用丑の日ですが、実は毎年春夏秋冬にあるんですね。

ちなみに、2024年は春と夏が2回となっています。

土曜の丑の日の由来①:土用の丑の日にうなぎはなぜ食べる?

土用の丑とは、土用の入りになって最初に来る丑の日のことで、夏バテ防止にウナギの蒲焼を食べると良いとされる日のことです。

・・・これを聞いただけじゃ何がなんだかわかりませんよね^^;

実はこの土用の丑の日に鰻を食べる習慣の由来は


【一】

江戸時代の蘭学者である平賀源内が、友達の鰻屋が売れるようにと「本日、土用の丑の日」と書いて店頭に張り紙をしたら、大繁盛した

【二】

大田蜀山人が「神田川」という鰻屋に頼まれて「土用の丑の日に、鰻を食べると病気にならない」という内容の狂歌を作って宣伝した

【三】

文政年間に神田泉橋通りにある鰻屋「春木屋善兵衛」のところに藤堂という大名から大量の蒲焼が注文され、「子の日」「丑の日」「寅の日」の三日かけて蒲焼を作ったが「丑の日」の鰻だけが悪くならなかった


このように諸説あります。

また、『万葉集』の大伴家持の和歌には「ウナギを食べて健康を維持しよう」といった内容の文章があり、

これが土用の頃をさしているので、古くからの言い伝えを元に平賀源内や大田蜀山人がキャッチコピーにしたのではないか、とも言われています。

つまり、言い伝えに言い伝えられて現代まで「土用の丑の日はうなぎを食べるもの」と引き継がれて来たと言って良いですね。

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土曜の丑の日の由来②:土用の期間中は土いじりをしてはだめ?

さて、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣の由来は、諸説あるにせよご理解は頂けたと思いますが、

「土用」という意味は一体なんなのか?こちらも疑問に思いませんでしょうか?

「土用」というのは各季節前のおよそ18日間に渡る期間のことをいいます。

2024年はこのようになっています。

●冬土用: 立春の前の約18日間

立春は2月4日ですので、冬土用の期間は1月17日~2月3日まで

●春土用: 立夏の前の約18日間

立夏は5月6日ですので、春土用の期間は4月17日~5月5日まで

●夏土用: 立秋の前の約18日間

立秋は8月8日ですので、夏土用の期間は7月19日~8月7日まで

●秋土用: 立冬の前の約18日間

立冬は11月8日ですので、秋土用の期間は10月20日~11月7日まで

この期間中は土いじりを一切してはいけません

土用は、土公神(どくしん・どこうしん)という土の神が支配する期間言われていて、

引越、造園、土木工事、エクステリア工事などの土を動かすことや、盛り土、穴掘りなどは土公神を怒らせてしまう行為とされています。

そのため、家長や子供に襲いかかる、方位の障りや土地の障りをひきやすいと言われています。怖いですよね…。

なので、土用の丑の日や期間中は工事をやらないのが通例と言われています。

すかさず、

「その期間中でも家の周りで工事やってますけど!!!」

というあなたは鋭い( ̄ー ̄)ニヤリ

さすがにこの期間中、ずっと工事できないと仕事に支障がでますから、

「間日(まび)」という期間中は、土公神は地上にはいなくなるとされています。

冬土用の間日:寅・卯・巳の日

2024年は1月18日・27日・28日・30日

春土用の間日:酉・巳・牛の日

2024年は4月23日・24日・27日

夏土用の間日:申・卯・辰の日

2024年は7月19日・26日・27日・31日

秋土用の間日:未・酉・亥の日

2024年は10月22日・24日・26日、11月3日・5日

とくに夏の期間中は土用丑の日にうなぎを食べてスタミナをつけて、

家庭菜園の土いじりや草むしりをする日は、間日にすると決めれば夏バテをしないで上手に乗り切れるかもしれませんね^^

こんな豆知識も考えようによっては生活に活かせるヒントが見つかりますのでご参考あれ!